2008/03/01 (Sat)
なんて伝えたら
いいのでしょう・・・
とにかく
涙がながれる映画。
いろいろな
涙が
私のほほを
上映中
流れつづけました。
権力者の
あまりに
人権侵害な検挙への
怒りの涙。
コミカルな
場面での
笑い涙。
自分の気持ちを
隠しておかなくては
生きていけないことへの
悔し涙。
「不合理なことに
無感覚でいなければ
生きていけないなんてなぁ」
と言うセリフが
出てくるのですが
ほんとうに
これは
つらいことだったろうと
しみじみ感じてしまい
泣けました。
舞台美術家の
朝倉摂(あさくら せつ)さんが
「母べえ」のパンフレットの
特別寄稿のなかで
こんなことを
書いておられました。
・・・当時の私は、ボードレールやローザ・ルクセンブルクの本にのめり込んでいました。戦争は始まった瞬間に「負ける」と直感的に思い、サーベルを持って街中で偉そうにしている兵隊達には憎しみを感じていました。ですが、これらすべてが人前では決して言えないことでしたので、世の中にも自分自身にも反感を覚え、いっさいのことが気に食わなかった。ですから日本が戦争をしていた月日は、自分の人生にとって、無いも同然なのです。今でも、十年若返らせて自分の年齢を意識しています。あの時期は私にとって、無かった時間なのだと。・・・
私は
言葉にならない
気持ちで
いっぱいに
なりました。
映画を観るのは
ひさしぶりだったので
たくさんのことを
考えさせられた
すてきな
時間となり
うれしかったです☆
自分のおもいが
生かされにくい
自分の能力が
生かされにくい
そんな時代を
どんなふうに
生きて
どんなふうに
耐えて
どんなふうに
希望をもつことができるか・・・
どんな時代を
生きていても
大切なこと。
これまでより
すこし深く
見つめる
きっかけを
得ることができ
ほんとうに
よかったデス。
山田洋次監督!
ありがとうございました☆