ヒロシマ

昨日は
広島県に
原子爆弾が
落とされた日です。

アメリカにより
原爆が落とされてから
今年で
62年になります。


62年も
たつというのに
まだ
地球上から
核兵器がなくなって
いないなんて…


昨日の朝
ＮＨＫで
広島でひらかれている
平和記念式典のようすが
放映されていました。


私は
朝から
ポロポロと
涙がとまりませんでした。


くやし涙と
感動の涙が
まじっていました。


なんで
原爆は
世界から
いまだに
廃絶されないのか･･･


どうして
日本政府は
世界のなかで
戦争をなくすための
イニシアチブを
とれないのか･･･


戦争を
すすめていくことは
こんなにも
あきらかに
おかしなことなのに
なぜいまだに
正されないのか･･･


なんで
こんなに
大人は身勝手なのか･･･


そんな思いを
抱えながら
聞いた
秋葉広島市長の
平和宣言には
希望と決意が
いっぱい
つまっていて
本当に
胸と目頭が
熱くなりました。


彼は
日本の良心の
代表者の一人だ
と感じました。


昨日は
とても
暑い中でしたが
原水爆禁止
上尾市協議会の方たちとともに
上尾駅東口にて
核兵器廃絶のための
国際書名行動を
おこないました。


本当に
たくさんの方が
足をとめてくださり
１時間もしない間に
配るビラがなくなり
署名も100筆以上
あつまりました。


私は
何人か
とても
若い方たちと
話をしました。




私にこの
映画チケットを
くださった
20代の男性は


「ヒロシマという言葉を
聞いただけで
泣けてくるんですよ。
昔は
はだしのゲンとか
原爆のことを
描いた漫画を
避けていたけれど・・・。
今日
映画を
観てきたんです。
夕凪の街　桜の国
という映画なんですけど
原作の漫画も
何回も読んだんです。
すごくいい
映画でしたよ。
このチケット
あげますよ」


私は
うれしくて
うれしくて
彼と握手をしました。


「本当に
はやく
核兵器も
なくしたいし
戦争も
なくしたいですよね
がんばりましょうね
足を止めていただいて
本当に
ありがとうございました！」


胸が
ギューっと
苦しいような
熱いような
そんな感じに
なりました。


母と20代の息子さんと
息子さんのガールフレンドの
3人で
歩いていた方たちが
いました。


「お母さん
署名
やれば」


息子さんの
一言で
お母様が
足をとめて
筆をとってくれました。


「俺の家系
右翼なんすよ。
俺は
原爆投下記念とか
記念なんていうのは
ほんとに
おかしいと思うし
1年に
1度の
この日しか
日本人が
思い出さないで
声もあげないのが
ほんとに
変だと思うんですよ」


右翼
と聞いて
「えっ！？」
と思った私は
彼の言葉をきいて
愛国者
という意味だと
感じとりました。


「こういう署名
集めて
なんかなるんすかね？」


と彼が言うので


「そうですね。
こういうのは
書いた人自身
忘れないじゃないですか。
なにかあったとき
立ち上がる人に
なっていくと
思うんです。
それから
思いはあっても
形にしなければ
無いものとみなされるけれど
こうして
声を署名の形にすれば
これだけの人が
核廃絶を
もとめているんだぞと
日本政府にも
世界にも
はっきり
しめすことが
できるでしょう？
これは
すごく
大きな力だと
おもうんですよね」


そんなふうに話すと
彼と
彼のガールフレンドも
署名して
くれました。


彼とも
別れぎわ
固い握手を
交わしました。


心が
ジンワリと
あたたかくなった
署名行動。


もっと
いろんな方の想いに
耳を傾けたい・・・


強く
強く
そう思いました。


この1年間に
死亡が確認された
被爆者の方は
5221人。


原爆による
死没者の数は
現在
253008人と
なりました。


被爆国の
日本に生まれた
私たちが
できることを
きちんと
考えていかなければ・・・


日本政府にも
その姿勢を
もってもらわねば・・・


と心から思います。