議員の学校

12日と13日の1泊2日で
第2回議員の学校に
行ってきました

この議員の学校は
NPO法人多摩住民自治研究所が
主催しているもの。


「政権交代と地方自治体の政策活動」が
今回の大きなテーマ。


「政策理論の基本に立ち返って
政策立案能力をしっかり身につけるプログラムを
用意しています」と案内リーフにあり
わくわくしながらの参加でした。


記念講演の色平さんは
長野県の佐久総合病院の
お医者さん。


どのような話かなと
思っていたら
医療の話というよりも
メディアリテラシーについて
語りながら
本質を見抜いて
いくことの大切さを
彼独特の語り口で
伝えてくださいました。


メディア・・・
とくにテレビは
視聴者を
どのようなことに対し
感動させようとし
どんなことを印象づけ
どんな考え方へと導くのか・・・


自分の頭で
物事を考えていくことの
むずかしさ
大事さを
あらためて
考える機会をなりました。


全体講義の池上さんは
自治体問題研究所主任研究員。


どのような原則のうえに
政策が立てられるべきか・・・


憲法第25条の生存権と
第26条の教育権
この２つこそ
政策上
優先させられるべきだと
情熱をこめて
話されました。


お金がない
お金がないという風に
どの自治体でも
言ってはいるけれど
本当に
お金がないのか
優先順位が
まちがってはいないのか・・・


私の頭には
上尾駅の改築と言っていいほどの全面改修と
東口再開発が
わぁ～っと
浮かびました。


選択講座では
「自治体における
まちづくり条例による
都市計画制度の転換」
というテーマを選択し
都市プランナーの
野口さんの講座に
出ました。


駅前に何かができたから
にぎわうというのは幻想・・・


再開発もパチンコ屋やサラ金
風俗にたくすしか
テナントが埋まらなくなる・・・


駅前だからといって
マンションは売れていない・・・


高崎の駅前の
9階建ての分譲マンションなどは
住んでいた独居老人が亡くなっても
親族がそこに住むことにはならず
かといって買い手もなかったり
給与も年金も
少なくなる中で
お金がなく
管理費が払えない住人が
急増しているため
マンション共有部分の
電気・エレベーターがストップし
高齢者が9階まで
上り下りしている状況・・・


今後
分譲マンションに住む
独居老人への
福祉対策が
必要になることは
まちがいない・・・


再開発でできた
テナントなどについて
売れなければ
市が買い取る
つまり市の税金を
使って何とかする
ということもありうる・・・


じっさい
おとなりの
鴻巣が
そうなっているのだから・・・


まちづくりに
市議会が口をだせない
チェックできないしくみが
存在している・・・


そこへメスをいれようと
各地でまちづくり条例をつくり
どんなまちにしたいのか
市民が考え始めている・・・


勝手にいろんな場所が
開発されて
ショッピングモールが
出来ては消え
大きな道路が作られては
地元の商店街がつぶれ・・・


こういうことを
もう許さない
という市民が
立ちあがっている・・・


2～3年がかりで
市民とともに
ワークショップを重ねて
条例案をつくるなどの
努力が始まっている・・・


上尾でも
まちづくり条例を
つくりたい!!!


国が
大きな道路を
つくると決めたら
都道府県は
国の計画にそった
都市計画決定をし
市町村は
国と県にそくした
都市計画マスタープランを
つくることを
法的に義務づけられているなんて・・・


国いいなりの
まちづくりは
もうやめなくては
なりませんね


なんにでも使える
まちづくり交付金
という名の
国からの補助金は
道路特定財源が
原資になっている
ということで
今後は
この交付金が
こなくなる可能性が高く
市の負担が
ぐっと増えていくことに
なるのではと
考えられます。


1泊2日の
濃い研修会。


自分自身が
よって立たなければならない
思想の弱さを
自覚した研修会でもありました。


憲法第99条の
「天皇又は摂政及び
国務大臣、国会議員、裁判官
その他の公務員は、この憲法を
尊重し擁護する義務を負う」
ということを
胸にきざみ
憲法にそくした
議員活動を
生き方を
していこうと
改心した
2日間でした。