生きるということ

この写真は
沖縄の美ら海水族館の
ジンベイザメ。

ただいま私は
沖縄にいます
と言いたいところだが
私ではなく
愛する夫が
沖縄に旅行中で
写真をメールで
送ってくれたので
そのなかでも
迫力のある一枚が
上のもの。


「自分探しの旅に出ておいで
独身のように一人旅してくるといいよ」


今年
仕事が変わる夫に
そう言うと
「ほんとに!!?!」と
子どものように
喜んで
旅の計画を
たてていた。


けっきょくは
一人旅ではなく
父親をさそい
男二人で沖縄へ。


「オレもこのとしになったし
おとうの歩んできた人生のこととか
きけたらなとおもうよ。
そんな風に思えるようになったなんて
オレも成長したよな～」


そうつぶやいていた
けれども
どんな旅になっているかな。


今日帰ってきたら
いろいろ
お土産話を
ききたい。


人間は
他の動物とちがって
生きる
ということの意味を
考える。


なぜ
なんのために
生きるのか…


どんなふうに
生きるのか…


私は
これこそが
人間らしさだなぁ
とおもう。


私も常々
考える。


人は人の中に
いてこそ
人になれる
と言うが
ほんとにそうだなと
思う。


励ましあえるのも人間。
傷つけあうのも人間。


人間同士
かかわりあい
むかいあって
いるからこそ
おきること。


最近
体にガタがきだして
健康に生きる
というについても
考える。


病気やけが
事故などが
誰にいつ起きても
おかしくない。


社会状況や政治が
それぞれの人生を
狂わせることが
いつ起きても
おかしくない。


「すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」(憲法第13条)


「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」(憲法第25条)


「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力により威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」(憲法第9条)


日本国憲法には
人類の歴史の
到達が
刻まれている。


人間はみな
どんな人でも
幸福を追求する権利がある…


政治がすべき仕事は
国民が暮らしていくうえで大切な
社会福祉を豊かにしていく
環境整備をしていくことだ…


国が起こす戦争で
それぞれの人生が
台無しにされるようなことは
決して二度と
くりかえしてはならない…


この憲法に
そった政治を
進めているならば
日本も
スウェーデンや
デンマークのような
高レベルの
福祉国家にならぶ
国となっているはず。


現実は
まだ
そうなっていない。


憲法の理想に
ほど遠い。


私が人間として
生きている意味は
この理想に
近づけていくこと
みんなが大事にされる
社会をつくること
そのために
具体的に
動いていくこと
かもしれない。


思うように
生きたくても
超えるべき
ハードルが
あまりにも多くて
涙をのんで
生きてきた先輩方。


そして
豊かになったかに見える
今日においても
やっぱり
思うようには
生きられない状況が
日本社会全体にある。


これを
変えたい。


一人の政治家
一人の独裁者が
社会をつくる時代は
終わっている。


ひとりの人間として
この時代にむきあいたい。


憲法を尊重し
擁護する義務のある
政治家のひとりとして
ぶれず
ゆるがず
いきたいと思う。