フツウの幸せな日常

製造業の
派遣・請負労働者の失業が
今年の3月末までに
40万人に達する
見通しです。

厚生労働省が
昨年末に
発表した
失業者数は
8万5000人。


今回の
失業者数の見込みは
日本生産技能労務協会と
日本製造アウトソーシング協会の
２つの業界団体が
まとめたもので
5倍ちかくの
ケタ違いの数です。


40万人の失業…


派遣村のがんばりや
各団体の労働相談で
なんとかなる数では
ないです。


契約期間中の
違法な解雇を
やめさせること…


使い道がないため
ただただ社内に
ためこんでいるお金の
内部留保を
とりくずして
労働者の賃金などに
あてさせること…


そのために
「簡単に
首を切ることは
やめなさい！」と
政府には
指導を強めて
ほしい！


このままでは
大失業時代に
突入してしまいます。


昨日
地域の方に
しんぶん赤旗を
おすすめしながら
いろいろな
お話を
うかがいましたが
「もうちょっと
自分でどうにか
すべきじゃないかしら？
誰かに炊き出しを
もらうなんてこと
していないで
どんな仕事でもと
がんばれないのかしら。
自分の責任だって
あると思うのよ」と
おっしゃる方にも
出会いました。


根強い
自己責任論。


もしも
自分の力で
なんとか
なることならば
すでに
なんとか
なっているでしょう。


想像して
みてください。


もしも
自分が
派遣労働者で
解雇通知を
もらったとしたら…


地方から
出てきていて
まわりに
知っている人が
いなかったとしたら…


頼れる親も
親戚も
兄弟も
パートナーも
友人もいないとしたら…


どうしても
自分の
現在の状況から
出発すると
大変な状況に
おちいることへの
想像力が
なかなか
もてない。


私自身も
そうなることが
あります。


きっと
だれでも
そういうところが
あるのかも
しれません。


それでも
いま目の前で
起こっていることは
すべて
私たち自身へと
つながっています。


先日
ひさしぶりに
家族で
夕食を囲みながら
このフツウの
幸せなひとときが
とても
ぜいたくに思え
なんとも
切なくなりました。


フツウの
幸せな日常。


これを
みんなのものに
するためには
政治を
変えなくちゃ
ならないし
大企業に
雇用の維持を
もとめなくちゃ
ならないと
おもいます。


経済的にも
精神的にも
みんなが
ホッとできる
世の中に
なるように…


私が
日本共産党の
市議会議員として
存在する意味を
あらためて
自覚します。