子ども時代

工作好きの
かえちゃん。

学校で
一番好きな時間は
工作をすることと
体育でのドッヂボール。


嫌いな時間は
反復練習ばかりの
算数の時間。


それから
覚えなきゃいけない
ことばかりの国語。


最近は
家に帰ってきてから
テレビを見る以外は
折り紙や工作に
夢中。


この間
スポーツ少年団の
キッカーズにも入団。


サッカーが
好きでたまらないようす。


私はサッカーのことを
よく知らない。


いろいろ
これから
教えてもらおう。


「ねぇ、おかあさん。運動会の練習ばっかりで体育がつぶれるんだ。それで運動会が終わったら体育でドッヂボールができるかっていうと、そうじゃなくて、体育の時間がなくなるんだよ」


「授業参観の発表のために、何回も練習するんだ」


「学校の給食って、本当においしいんだよ。お母さんにも今度、またパン持って帰ってあげるね。すごくおいしいから食べてね」


学校で
感じていることなど
ほかにも
たくさん
話してくれる。


子ども時代は
二度ともどって
こない。


子どもたちが
人間としての
土台をつくっている
大事な今を
のびのびと
生き生きと
豊かな時間を
過ごしてほしい。


子どもたちが
意見を言うことができ
きちんと聞いて
もらえるような
学校で
あってほしい。


たくさんの
トラブルや失敗をも
包み込むような
そんな場を
子どもたちに。


かえちゃんには
ゆっくりと
子ども時代を
過ごしてほしい。


私ができることは
あまりない。


私ができるのは
抱きしめること…


言葉で
愛していることを
伝えること…


かえちゃんとの時間を
楽しもう。


かえちゃん
また
いっしょに
遊ぼう。