セクハラヤジに おもう

東京都議会で
女性都議が
あびせられた
あまりにも
ひどい
下品な
セクハラヤジ。

今朝の
テレビでも
取り上げていました。


ヤジを放った議員は
いさぎよく
辞職すべし！


つくづく
日本の議会の
品位のなさを
おもうと同時に…


議会というのは
地方議会にしろ
国会にしろ
日本の中に
はびこっている空気
そのものを
凝縮しているわけで…


世界から
かなり遅れている
日本の
女性に対する
考え方を
再確認してしまった
気持ちです。


セクハラヤジ
というのは
私自身
議場では
経験ありません。


ヤジは
ないわけでは
ありませんが…


ヤジられたらときは
毅然として
カッと
ヤジった議員をにらんで
冷静に質問を
つづけています。


しかしながら
セクハラ的なことは
議場以外では
けっこう
あります。


第2子目の
ほたるちゃんを
妊娠したのは
私が
市議会議員の
候補者となった時でした。


妊娠5カ月目が
投票日。


議員になって
初めての議会を
産休で
休みました。


この時
保守的な方たちから
「当選して初めての議会を休むとは、なんだ」
ということも
ずいぶん
吹聴されました。


「候補者が妊娠するなんて
時期を考えなかったのか？」とか…


「もう子ども生まなくていいよ
（議員の仕事をしろよ）」とか…


ごめんなさいね
もう第3子が
生まれそうです。


でもこれは
日本の女性が
経験していることの
議会バージョン。


日本の
いたるところで
きっと
女性たちは
こんな言葉を
あびせられてるのでは？


こんな仕事が
大変な時に…


こんなに社員が
いないときに…


妊婦の体調に
なにかあっても
責任が持てないから
やめてもらいたい…


仕事やめて
子育てに
専念したら
いいんじゃないか…


という風に
結婚して
妊娠し出産をする女性の
大半が
こういった
マタニティーハラスメントに
苦しめられているのが
現状だと
おもいます。


私が
議会の一般質問で
保育所のことを
取り上げた時
質問を終えて
議場をでると
ある
保守系の男性議員が
近づいてきて…


「もえちゃん
オレは
子どもが赤ちゃんのころは
保育所に入れるべきじゃないと
思っているんだ」と
わざわざ
言いにきました。


では
あなたは
赤ちゃんを
お世話したこと
あるんですか？


女性だけが
子育てすればいいと
思ってないですか？


と返したかったですね～


子どもを
何歳から
保育所に
入れるのがダメ
何歳からならいい
ということではないでしょ？


仕事をしながら
子どもとかかわる
仕事をやめて
子どもとの時間を
つくる。


選択できることが
大事なんじゃないかしら。


経済的なことから
働かざるを得ない女性が
増えてます。


保育所に
子どもをあずけて
働けなければ
食べていけないし
税金だって
年金だって
納められない…


こういう現状を
わかっていて
私に言ってくるのかしら。


ほんとうに
疑問です。


もちろん
いちいち
こういう方と
論争するつもりは
ありませんが。


それにしても
事実
こんな風に
思っている
男性たちが
政治の中枢を
握っているから
いつまでたっても
日本の
女性の地位は
低いままなんですよね。


女性が
生き生き
仕事ができ
子育てもできる
環境をつくることは…


男性も
生き生き
仕事ができ
子育てにかかわれることに
つながっていきます。


育児をしたい男性
イクメンのパパたちが
すこしずつ
増えてますが
そういう男性を
社会的に
しっかり
支えてほしいです。


そして
もう一歩すすんで
同性愛者の方たちの
結婚を法的に認め
そして
彼らが
子どもをもつという
家族の形を
応援できる日本に
したいものです。


セクハラヤジ。


はからずも
日本の
後進性を
露呈してしまった
できごとですね。


これを
きっかけに
女性蔑視発言について
これは
まずいことなのだと
自覚して
変わってくれる方たちが
増えると
いいなと
思いますが。