愛しの べにこ

人生初の
ぬか床づくり。

とりあえず
いい感じに
進行中。


とくに
キュウリのぬか漬けは
おいしい。


ちょっと
乳酸菌が
効きすぎているかな…


とも
思うけれど
まぁ
売り物ではないので
ご愛敬。


キュウリ以外では
大根やニンジン
ナスなども
漬けるけれど
いまいち
うまくいかない。


いい方法を
誰か
おしえてください～


どうか
すこしずつ
すこしずつ
熟成して
おいしい
ぬか床に
なりますように。


この
ぬか床の名は
べにこさん。


たぶん
紅子
と書くのかな。


もちろん
ＮＨＫの「ごちそうさん」に
あやかっての命名。


かえちゃんが
「もしもお母さんが
死んだとしても
ぬか床は
生きていくんだね」と。


「そうだよ～
ぬか床の中で
生き続けるからね～」と私。


「ごちそうさん」の中でも
おばあちゃんが
ぬか床となって
生き続けているものね。


私も
そうなろう。


ぬか床を
はじめてから
気のせいか
忍耐強くなった
気がする。


待つことが
できるように
なった
という感じ。


待つ。


これが
ほんとうに
今の時代
むずかしいなと
思う。


なんでも
すぐに
手に入るような錯覚。


スピーディーなことが
いいこと
新しいものが
いいもの
というような感覚。


私もずいぶん
染められていたかも。


農作物を
育てるように…


子どもが
成長していく
過程のように…


物事は
一足飛びには
いかないのに。


待つこと。


待てる人間に
私も
成長しよう。


べにこさん
ありがとう。


あなたのおかげで
気づくことが
できました。