愛する ふじベーカリー

私が
小学6年生のころから
両親がはじめた
パン屋さん。

27年間
地元 木更津の
みなさんに
愛していただいた
「ふじベーカリー」。


今年の初め
その歴史を
しずかに
しずかに
閉じた。


お父さん
お母さん
ほんとうに
苦労ばっかりが
多かったね。


自分たちの
責任では
ないよ。


バブルの崩壊前は
ずいぶん
飛ぶように
パンが売れた。


ところが
バブルの崩壊
消費税の導入
そして
税率引き上げとともに
きびしい経営を
余儀なくされた。


私をふくめ
子どもたちの
学費に
お金がかかる時期と
かさなり
両親はずいぶん
大変な思いをして
学費を工面。


いまでも
あの頃のこと
私が高校生のころを
思いだす。


愛する
ふじベーカリーの
パンを食べられることは
もう無い。


なんて
寂しいんだろう。


始まりがあれば
終わりがある。


一日一日
大事に生きよう。


ＧＷに
両親に会いに行きたいな。


どうか
親孝行を
させてね。


どうか
長生きしてね。