新図書館複合施設整備事業の説明会

４月２４日
上尾市が主催の
「新図書館複合施設整備事業」説明会が
図書館本館２階の集会室で
開かれました。

市は当初
定員５０人と
していましたが
申し込みが
２２４人となり
大幅に定員をオーバーした
ということで
午前１回
午後２回
計３回の説明会を
同じ日に
開催することに。


しかしながら
午前中しか
ダメな方も
いらっしゃったので
希望者が全員
足を運ぶことは
できませんでした。


同じ日に３回…


私は
あまり
いい方法とは
思えませんでした。


いずれにしても
説明会には
１回目７１人
２回目２５人
３回目２３人の
合計１１９人が
参加しました。


私は
１回目に
参加しましたが
本当に
会場いっぱいで
質疑応答の時間は
とても十分でないと
感じました。


後日
説明会の議事録を
市はweb上にアップする
と言っています。


きちんと
チェックしたいと
思っていますが
とりあえず
気になった質疑でのやりとりを
ここに記したいと
思います。


●新図書館建設は３５億円以上かかる事業と言われているが、そのコストについて説明がまったくないが、資料にコストが書いてあるところはあるか？
→市「書いてない」


●新図書館を上平地域につくるとした積極的な理由は？
→市「総合的に判断した」


●議会で承認を得たというが、政策会議（H26年1月）で建設候補地を決め、議員の会派代表者に代表者会議（H26年3月）で報告をしているだけで、議会の中で議論されていないではないか。
→市「議会で承認を得ている」


●公共施設最適化事業債を活用した複合施設化することを検討（H27年4月）し、青少年センターを新図書館と併設させた複合施設とすることについて、市議会の各会派を回って報告（H27年6月）しているが、複合化を検討した時点で市民の声を聞いたのか。
→市「聞いていない」


●政策会議にかけて建設候補地を決めたと言うが、政策会議の前に地権者の同意を得たということか。
→市「地権者に話はした。文書は交わしていない。地権者の合意を得られたので政策会議にかけた」


●説明会を今日で終わりにするのか。もっと広い会場で開くべきだし、市長が説明すべき。
→市「今後説明会を開く考えはない。みなさんの意見は持ち帰り伝える」
 
 
ほかにも
たくさんの質問や意見が
出ました。


私が感じたのは
とにかく
決まったことだから
その説明を
しているのだ
計画内容の変更をする気は
さらさらないのだ
という傲慢な
市の態度が
つらぬかれていた
説明会だった
ということです。


市議会の承認を得た
ということ
正確ではありません。


すべて
決定した後に
議員に報告しているだけ。


しかも
議案として
この間の議会で
市が提出した
測量業務委託料
基本設計委託料
不動産鑑定手数料
実施設計委託料
用地買収費などに対し
賛成しているのは
自民党と公明党です。


日本共産党や
他の会派の議員で
反対している議員も
いるわけです。


なによりも
コスト計算について
市は議会に
まったく
示していません。


一般質問に答えたり
個別に会派を回り
このくらい
と口頭で
伝えてくるだけ。


3か年計画のなかに
年度ごとにかかるコストが
今もって
示されていません。


つまり
どのくらい
この事業に
お金がかかるのか
わからないのです。


これを
承認しろ
というほうが
無理難題では
ないでしょうか。


市民の声を聞かずに
突き進む上尾市政。


このままで
いいはずは
ありません。


今後
さまざまな
福祉予算の削減も
セットになり
この新図書館建設を
推し進めていこうと
するでしょう。


これでは
福祉の向上・増進を
使命としている
自治体の仕事を
投げ捨てているのと
同じです。


これからも
みなさんに
情報を
お伝えしながら
新図書館問題に対し
しっかり
取り組んでいきます。


ぜひ
ご意見や
さまざまな情報などを
お寄せ下さい。