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2024/04/20 (Sat)
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2016/06/30 (Thu)
つづいて
議事録を
アップします。


こちらには
市長答弁もありますので
その部分については
赤い文字に
しました。


・・・・・・・・・・

〇議長(田中 守議員) 16番、秋山もえ議員。

 16番(秋山もえ議員) 上尾駅における駐輪スペースのキャパ、許容量がどうなっているのか、空き状況についても伺います。

 〇議長(田中 守議員) 磯越市民生活部長。

 〇市民生活部長(磯越雄高) 上尾駅周辺の自転車駐輪場の月決めの許容台数は8,303台、一時利用許容台数は3,138台でございます。空き状況につきましては、月決め、一時利用駐輪場につきましても満車の駐輪場も多くありますが、一部の駐輪場ではあきもございます。

 〇議長(田中 守議員) 16番、秋山もえ議員。

 16番(秋山もえ議員) 一部の駐輪場であきがございますということでしたが、空き状況について具体的な数字でのお答えがありませんでした。これでは、本当に具体的な対策を練ることはできないというふうに思います。

   私は、上尾駅東西口にある全ての駐輪場を回って、お話を伺いながら調査をしました。定期、一時利用ともにキャパはほとんどありませんでした。とりわけ上尾駅により近い駐輪場においては、一時利用のキャパは全くありませんでした。駅近くの駐輪場の職員に、例えばどこかに一時利用の駐輪場ができたら、ここの経営は圧迫されますかというふうに伺ったところ、あれだけ見える自転車、そもそも吸収できる余裕はうちにはないから全く関係ないよと言われました。結局のところ、今現在上尾駅周辺にある一時利用の駐輪場では、とてもこの1, 000台を超える放置自転車を吸収できるだけの空き状況はないということがうかがえます。

   商店などへの駐輪場設置の協力要請、あるいは義務付けについてどうなっているのか、伺います。また、商店等との放置自転車対策について協議をしているのか、伺います。

 〇議長(田中 守議員) 磯越市民生活部長。

 〇市民生活部長(磯越雄高) 商店などの店舗における駐輪場の設置については、上尾市駐車場設置基準において、開発区域の面積が500平米以上になる開発行為をする場合に義務付けております。また、上尾駅西口の商店や銀行などに協力いただき、放置自転車を禁止し、駐輪場への案内をお知らせするチラシを店舗に設置していただいているところでございます。

   商店との話し合いにつきましては、年に一、二回モンシェリー商店街と撤去自転車台数の報告などを含めた情報共有や意見交換を行っております。

 〇議長(田中 守議員) 16番、秋山もえ議員。

 16番(秋山もえ議員) 開発行為を行うときには義務付けがあると。しかしながら、古くからある今の駅前店舗には義務付けがないということです。商店等には、チラシの設置の協力要請のみを行っていることも分かりました。また、商店との話し合いについては年に一、二回、モンシェリー商店街と情報共有、また意見交換を行っていると、それのみで放置自転車対策の協議は行われていないということがうかがえました。

   上尾駅西口には、かつてタワー型のレンタサイクルがありました。定期利用者が200人おりました。月平均600人が利用しており、定期利用と一時利用者を合わせて年間7,286人の利用があったものです。ところが6年前、平成22年9月の議会で、西口レンタサイクルを廃止する条例が提案されました。当時の質疑や一般質問を改めて読み返してみました。市は、西口のレンタサイクルを廃止する利用を、当時このように説明しておりました。団塊の世代が定年を迎え、周辺駐輪場にあきが目立ってきた、駅周辺でおおよそ600台、西口だと約500台のあきがある。自転車を使って通勤する必要がなくなった顕著な減少がある。レンタサイクルの自転車サイズも24インチで魅力が薄れていて、今後は利用者の伸びが期待できない。上尾市の目玉として、一つの大きな特徴として20年以上もの間駅利用者の利便性、あるいは慢性的な駐輪場不足の中で、放置自転車対策においても一定活躍してくれた。しかし、今後大規模な修繕が必要となり、修繕には約2,530万円かかる。レンタサイクルの廃止については政策会議にかけた。この会議の中で、廃止はやむを得ないだろうと結論が出た。廃止条例を提出するに当たり、現在のレンタサイクル利用者に対するアンケートを実施することについては、当然存続を要望するという結果が明らかなので、あえて実施はしなかった。レンタサイクルの代替案としては、平面のコンパクトで小規模なもの、あるいは民間の既存の駐輪場のあいているスペースを借りて設置したり、民間活力を視野入れ検討すると市はおっしゃっておりました。

   6年前、市のレンタサイクルが廃止となって以降、民間でレンタサイクルを実施したところがあるのかどうか、伺います。

 〇議長(田中 守議員) 磯越市民生活部長。

 〇市民生活部長(磯越雄高) 市のレンタサイクル事業につきましては、平成23年3月末をもって廃止いたしました。その後、上尾都市開発株式会社においてサイクルポート西駐輪場にてレンタサイクルを行っておりましたが、これも26年3月末に廃止しております。現在市が把握する限りでは、上尾駅周辺においてレンタサイクルを実施している民間事業者はございません。

 〇議長(田中 守議員) 16番、秋山もえ議員。

 16番(秋山もえ議員) レンタサイクルを実施している業者は現在いないということが答弁から分かりました。レンタサイクルをもし廃止しなかった場合、放置自転車対策に寄与したのではないかと考えますが、市の見解を伺います。

 〇議長(田中 守議員) 磯越市民生活部長。

 〇市民生活部長(磯越雄高) レンタサイクルの利用者は、通勤、通学の定期利用の方は多くいらっしゃいました。本市の課題である昼間の駅前放置自転車の解消には、買い物等の自転車利用者に駐輪場の利用を促すことにあります。引き続き地元商店会等との連携を進め、チラシや看板等による周知啓発を図ってまいります。

 〇議長(田中 守議員) 16番、秋山もえ議員。

 16番(秋山もえ議員) ご答弁で、レンタサイクルがあってもなくても放置自転車対策にはあまり関係ないというような、そんな答弁であったというふうに思います。

   草加市の例を紹介いたします。草加市の交通対策課の職員に伺いました。草加駅は、上尾駅と同様に放置自転車の多い駅であり、草加駅の放置自転車台数は全国2位でした。内閣府の調査がある前から、草加市として放置自転車対策は長年の懸案事項だったということです。ちょうど6年前、選挙で新しい市長にかわってから、放置自転車対策に本気で取りかかり始めました。草加市が草加警察署、埼玉県、アコス、ヴァリエ、草加駅など10団体と設置した放置自転車対策会議、これを平成21年、22年の2年間で6回開催。この会議の中で、改善を図るため路上への駐輪ラックの整備が必要だという結論が出されました。この結果を受けて、草加市として具体的に動き始めました。平成24年度には、草加市の防犯安全課がくらし安全課と交通対策課に、2つに分けられました。この課は2つとなりましたが、職員を増やしたのではなく半々にそれぞれの課に分かれたということです。この交通対策課のうち、2人の職員が放置自転車対策を担う交通政策係となったということです。交通対策課は、放置自転車の実態把握のため、年間で最も放置数が増えるとされる夏休みの7月29日に、午前9時から午後7時まで草加駅東口の放置自転車禁止区域で市独自の方式で調査を実施しました。草加市にとっては、草加駅東口というのが一番放置自転車のひどい場所であったということです。独自の方式というのは、2時間置きに新しく駐輪された自転車に色別のタグを取り付けていく方式での調査ということでした。ピーク時間帯は、買い物客が増える午後3時、1,816台に上ったということです。調査時間帯のうち2時間以内の駐輪が最も多く、全体の4割を占め、最大で約400台あることも分かったと。これにより、一定時間を無料とする有料ラックを設置した場合、400台以上の収容台数確保が必要となると分析したとのことです。草加駅西口についても、平日と日曜日、午前7時から午後7時まで2時間ごとに台数をカウントして調査を行ったということでした。

   道路上に駐輪ラックを設置する場合、道路法に基づき県の公安委員会との協議が必要となります。歩行者の安全確保のために、交通量の多い場所では道路構造令に準じ、幅4メートルの安全スペースの確保が求められているため、ラックの整備については草加警察県警本部との協議をしたということです。県警本部との協議は4回ほど協議を重ね、その結果、法律上はクリアできないものの、実際現状を見ると、放置自転車により既に歩道の確保は困難になっているという現実を見て、ラックの整備は妥当という結論に至ったということでした。ただ、草加市としては草加駅東口に400台以上のラックを設置したかった。しかし、ラックを設置する場所についてはさまざま警察の方から厳しい注文も受け、一つ一つクリアして353台分何とか確保できたということでした。これ聞いていて分かるのですが、いずれにしても交通対策課だけではこれをクリアすることはできなかった問題だということなのです。都市計画課、またほかの関係部署と連携して、ラック設置問題に立ち向かったということでした。この努力が実って、東口に353台のラック駐輪場、西口には民間の広い土地を借りて700台の平面駐輪場、合計1,000台を超える駐輪場を設置することができました。ちなみに、これは3時間無料で一時利用できる駐輪場となっており、平成251015日から利用開始となっております。現在では、懸案だった草加駅周辺の放置自転車はすっかりなくなったということです。

   草加市では、現在シルバー人材センターの方が年末年始を除き、毎日午前6時半から午後6時半まで、3時間交代で駅前の放置自転車対策を実施しています。シルバーの仕事は、自転車を置いておこうとする人に、一時利用できる駐輪場の案内ビラを渡して、その利用をまずお願いすること、これが1つ目の仕事。そして2つ目の仕事は、駐輪ラックへの出し入れを手伝うこと、非常に重いので一緒に手伝ってあげる。そして3つ目が、警告札を張ること。この3つがシルバーの方の仕事ということです。トラブルになるような声かけは絶対にしないで、あくまでご案内をすることに徹し、一方で草加市としては撤去を強めているということでした。草加市の撤去は、週に3回から4回、つまり月に12回から16回ほど撤去を実施して、しかも撤去当日は午前9時にまず1回目の撤去、そして午後3時に2回目の撤去というふうに2度、このタイミングがあるのです。放置自転車対策強化をし始めた最初のころは、午前9時、11時、1時、3時と1日に4回撤去を実施していたこともあったようですが、現在ではこの放置自転車が激減してきたので、1日に撤去するのは2回になったということで、撤去にかかる費用はどんどん減ってきているということでした。

   交通対策課の職員の方の言葉でそのとおりと思ったのが、この言葉です。幾らこちらが自転車を放置するなと言っても、一時利用できる駐輪環境をつくらないならばどうにもならない。市民には、ではどこに置けばいいのだと言われるだけだ。駐輪場をつくらなければ問題は解決できなかった。私は本当にそのとおりだと思うのです。結局放置自転車対策のポイントは、何よりも一時利用できる駐輪環境を整えること、そして撤去を強化すること、この2つです。このシンプルな施策を進める一番の大きな力は何だったのかといえば、草加市でもそうであったように市長の決断、やる気です。各課と連携しなければできないことについては、やはり担当課に任せていては進みません。

   市長に伺います。放置自転車対策を具体的にどのように進めていくのか、伺います。

 〇議長(田中 守議員) 島村穰市長。

 〇市長(島村 穰) ただいま担当部長から答弁したとおり、放置自転車については自転車利用者の良識を問うところが大でございますが、併せて放置自転車の実態を調査し、一時利用駐車施設の整備等の実効性ある放置自転車対策について、先進都市の視察結果等も参考に検討を指示しているところでございます。

   今草加のお話がございましたけれども、草加、そしてまた私どもの方は宇都宮とか、また千葉、これらを参考にラック的な形の中で整備をしたいと、今検討させているところでございます。

   以上です。

 〇議長(田中 守議員) 16番、秋山もえ議員。

 16番(秋山もえ議員) ありがとうございます。検討を指示している。検討しているということで、市長自身の問題として捉えているというふうに答弁からうかがいました。

   上尾市自転車放置防止条例にもあるように、これは市長の責務としてうたわれているのですが、自転車駐輪場の設置に努めること、それから放置自転車の指導啓もう、関係機関との協議を進めること、これが市長の責務としてうたわれていますので、これが今やはり強く求められているというふうに思います。実効性ある対策を考えるためには、何よりもやはりまずは実態調査をすることだというふうに思います。そして、その調査をもとに商店等との放置自転車対策の協議、話し合い、これは市が一方的に進めてはなりませんから、ぜひこの話し合いを早急に始める必要があります。徹底的な分析を草加市のように行っていただき、何よりも適切な場所へ駐輪ラック、駐輪場の整備を上尾市として責任を持って進めていただけるように、ぜひ強く要望いたします。

   また、現在の状況においても改善すべき点が多々あるというふうに見受けられました。月に今たった1度の撤去なのです。月にたった1度ではなくて、週に3回、4回撤去日を増やしていく、あるいは駐輪場の案内看板のタイトル、駐輪場で終わっているのです。駐輪場のご案内と改善をしていただきたい。それから、この看板を見てみますと、既に営業していない駐輪場もあるのです。更新をしていただきたい。それから、全てのところに同じ看板がありまして、現在地が示されていないので、とても分かりづらいのです。この点も改善を図っていただきたいです。そして、古くなったコーンやバーがまとまって東口も西口も1カ所に集められているようなところも見受けられましたので、そうしたコーンやバーをしっかりと持って帰っていただいて整備をしていただく、あるいは古くなったコーンやバーの更新整備、増設を図ること。それから、資料にもありますが、以前の課の名称のまま書かれている立て看板もありました。こういうところはすぐに更新をしていただき、ぜひしっかりとこの点は取り組んでくださるようにお願いいたします。

   市長は6年前、西口のレンタサイクルの廃止を決めてしまいました。しかし、私はこれを廃止しないで定期利用者の促進を進めることができたならば、駅近くにある駐輪場の一時利用の余力を政策的に生み出すことができたのではないかというふうに思うのです。あるいは商店等との連携で、放置自転車対策を進める際、例えば契約上の工夫をして一時利用場所として応用できるような工夫ができたのではないかと、私はそう考えます。非常に先進的であった西口レンタサイクルという上尾市民の財産、修繕に係るコスト面だけに目を奪われて廃止をしたことは、本当に私は残念でした。サイクルタウン上尾として、自転車レーンの整備だけではなくて、上尾駅前の放置自転車対策に本気で早急に取り組んでいただき、安全で利用しやすい駅前空間へと改善していただけますように、よろしくお願いいたします。

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カフェめぐり、バスケ、ネイル、整理整とん、詩をかくこと、歌うこと、図書館通い(*´∀`)
自己紹介:
秋山もえ/ 上尾市議会議員3期目/ 家族は夫&こども3人/ 1976年2月11日に千葉県木更津市に生まれる/ Ally(性的マイノリティ支持)/ 手話を勉強中/ 自営パン屋を営む両親の手伝いをしながら育つ/ 小・中・高校と陸上競技、水泳、ロードレース、バスケットなどスポーツばかりの日々/ 身長170㎝/ 新聞奨学生として朝日新聞の配達・集金をしながら予備校2年間を足立区北千住&大学4年間を板橋区中板橋で過ごす/ 大学に在学中に日本共産党に入党/ ウルドゥー語(パキスタンの言語)を専攻/ 2000年3月大東文化大学国際関係学部卒業/ 2000年日本共産党埼玉県委員会勤務/ 2007年上尾市議会議員選挙に立候補・初当選/ 好きな食べ物は母がつくるすいとん、ひじき、豆腐、納豆、さつまいも、いちご、チョコレート/ お酒は梅酒を一杯くらいしか飲めない/ タバコは大嫌い/ 埼玉県上尾市西上尾第二団地2-19-503在住/ 048-783-0503/ 090-5394-7971/ mugendai2010@docomo.ne.jp
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