決算特別委員会を終えて③

今回で私自身
２度目となる
決算特別委員会。

本当に
勉強になります。


上尾市の
すべての会計について
ひと通り知る機会となりますし
いろいろと
見えていなかった課題や問題が
見えてくるので…


かなり
厳しい作業ですし
大変なのですが
決算を終えたときの充実感は
まるで
マラソン選手の気分(笑)


そんな決算特別委員会でしたが
いろいろと気になった委員の発言や
その他もろもろを
ここに書き記しておきたいと思います。


●総括意見で気になったのは…


・矢部勝巳委員（自民党系）「これからは、ただ大きいものをつくるのではなく、２つをひとつにすることが必要。新図書館建設については２０万都市にふさわしい、上尾の顔をつくってほしい」
・伊藤美佐子委員（公明党）「税金の収入未済や不納欠損が気になった。し尿処理や保育料、水道会計も国保も。催告にも経費がかかるし、催告する職員も必要になる。行政コストを把握して見直してほしい」
・深山孝委員（無所属・元自民党系）「保険料の不納欠損は税金の時効５年と違って、時効が２年。これは期間が短いのではないか」
・池野耕司委員（民主党）「市民負担について市民に説明することが必要。なんでも市民の要望を受け入れて実現することはできない」


なかなか
どうして
どうなんでしょうか。


市民目線での
発言なのかどうか
という点で
私は「？？？」でした。


●水道料金について…


上尾の水は
埼玉県から県水を買っているのですが
その割合は
なんと７５%。


上尾市の地下水２５%と
県水７５%で
上尾の水道水はできています。


「なぜこんなに県水を買う必要があるのか」と
私が質問すると
「県からはもっと増やしてほしいという声がある。県は県で、水道収入を増やしたいために、そのように言ってくる。しかし災害の時など困るので、なるべく市の地下水をくみ上げている。県水を減らすと、それはそれで設備が必要になるので、今の割合でいきたい」


県の収入を増やすために
なんて絶対に
やめてほしい！


私は
これ以上
県水を買わないでと
要望しましたよ！


●みどりの基金について…


市内の緑を無くさないでほしい
というのは
かなり市民の方から
寄せられる要望のひとつ。


市ができるのは
緑の保全のために
市民の土地を
購入すること。


そのときの財源として
みどりの基金に
市税の１％を
積んでいくということを
市が計画に載せていたことが
わかりました。


いまや
まったく市税の１％を
基金には積んでいない状況ですが。


掲載されていた
計画というのは
平成３年３月に作られた
「上尾市総合計画 基本構想 基本計画」。


故荒井松司氏が
市長の時でした。


計画の５２ページに
こう書かれていました。

「緑のための１%基金…緑の保全は、契約によるもの、共有化によるもの（ナショナル・トラスト的組織で所有）、公有化によるものが考えられるが、所有による保全が最も確実である。市域の緑は、極力買取の方式により保全していくため、毎年市税の１％を緑の買い取りに充てる」


ハッキリしていますね！


実際はというと
平成２年あたりから
毎年２億円ずつ積み
平成１０年に上平公園ができ
翌年の平成１１年からは５０００万円になり
平成１７年からは２０００万円になり
平成２０年からは
市税からの積み立てを
やめているとのこと。


うーん。


これでは緑の保全が
すすまないはずですよね！


●実質収支について…


今回
一般会計の決算においては
実質収支約２０億円の黒字になりました。


この２０億円は
来年度の予算編成のときに
使われることになります。


これだけの不用額が
出た理由について
市税収入が
思っていたよりも
多かったことと
各事業費を圧縮できたからだと
市は説明しています。


この２０億が
本当に
市民のくらしと福祉
また教育の充実に
使われるように
しっかりと
チェックし
要望していかなくては
ならないです。


それからまた
国民健康保険税については
実質収支約１１億円の黒字です。


この黒字を
市は一般会計に繰り戻そうと
していますが
これは国保の基金に積んで
国保税の引き下げのために
使っていただきたいと
要望しました。


３億あれば
１世帯１万円の値下げは
可能ですから。


その他
まだまだ
お伝えしたい情報が
いっぱいありますが
もう寝なくては…


だんだんと
朝晩冷えますので
みなさんどうか
体調を崩されませんように。


おやすみなさい☆