真っ白な靴じゃないといけない…！？

「中学に入学したら
登下校時の靴は
真っ白でないとダメと言われ
困っています」
というお電話を
いただきました。

その方の
お子さんは
来年から
上尾市内の中学校へ行く
とのことでした。


このお子さんが通う
中学校では
2年前から
「登下校靴は真っ白に」
となったようで
3年生だけは
自由な靴で
現在も登下校している
ということでした。


相談者のお子さんは
靴の影響を
体が受けやすく
悪い靴だと
姿勢などにも
かなり影響が出て
この間
病院へも通院するなど
大変な思いを
していらっしゃいます。


日ごろから
靴選びについては
子どもの健康に
影響があるものなので
慎重に
しっかりと
選んでいるとのこと。


それが
中学校に入ったら
靴は真っ白に
しかも
「底」まで真っ白に
ということで…


一生懸命
探しているけれど
ハッキリ言って
見つからない。


選択肢が少ない。


足の健康を考えて
選ぶことができない。


私は
お話を伺って
同じように困っている方が
他にもいらっしゃるだろうと
思いました。


なぜ真っ白に…


なのかといえば
統一感や
管理のしやすさ
中学生らしさが
理由のようです。


色の入った靴は
中学生らしく
ないのでしょうか？


形ばかり
体裁ばかり
見え方ばかり気にする
今の教育の在り方が
透けて見えるようです。


相談者のお子さんは
おそらく
特例により
例外的に
違う靴を認められる
かもしれないけれど
お子さんは
他と違うのは嫌だ
と言っている、と。


思春期の
お子さんですから
わかります。


しかも
このことが
いじめや
仲間外れの
きっかけになるのではと
親としても
不安だと思います。


私は
教育委員会の指導課へ
すぐに連絡しました。


市内の
すべての中学校が
「真っ白な靴」と
決まっているわけではなく
各中学校で
決めている
とのことでした。


私は
「せめて基調は白に
くらいのゆるさがないと
こうやって悩むご家庭が
生まれてしまう。
教育の本質とは
違うことであり
行き過ぎないように
当該中学校へ
ぜひ話し合ってほしいと
助言・指導をしてほしい」と
お願いしました。


はたして
どうなるのか
心配です。


同じような
思いの方も
いらっしゃるのでは
ないでしょうか。


何が大事なのか。


各教育現場で
もう一度
考えてみて
いただきたいです。


なお
この内容については
相談者の方の
了解をえて
書かせていただいたことを
申し添えたいと
思います。