小児医療センター移転問題のシンポジウム

9月9日(日)
伊奈県活センターで
「こども医療シンポジウム」が
開催されました。

200人の会場に
ぎっしりと
274人の方たちが参加。


主催は
“県立小児医療センターの
存続を求める家族の会”
です。


私も
子どもたちと
いっしょに
参加しました。


パネリストの
ひとりは
お子さんが
重度患者であるＹさん。


「1歳8ヶ月の娘は、低酸素状態で県立小児医療センターに搬送され、広範囲に脳損傷があり、胃ろう、痰の吸引が欠かせない。月2～3回は定期的に通院し、そのほか肺炎やケイレンで、昼夜関係なくセンターに行く。センターまで40分かかるが、途中で何度も痰の吸引のために、コンビニやスタンドで停車しながら行かざるを得ない。

センターの移転先となっているさいたま新都心は、渋滞が不安。途中にコンビニもスタンドもない。県は患者の状況をわかってくれない。不便だから移転に反対しているのではなく、娘の命を守るには、いまある場所にセンターがなければならない」


Ｙさんは
実感をこめて
語ってくださいました。


県知事は
この声を
どう
受けとめるのでしょうか。


埼玉協同病院院長の
増田氏は・・・


「県内どこにでも、拠点となる病院があり、医師も看護師も充足しているならば、さいたま新都心への移転も可能かもしれないが、県立小児医療センターは、埼玉県の東部、中央部、北部の唯一の拠点病院。

かつて熊谷の病院にいたが、深刻な患者を熊谷から搬送できる病院は、県立小児しかあり得なかった。

埼玉県全体が医師不足。10万人あたりの医師数は全国219人に対して、埼玉は142人しかいない。小児の専門医数も産科の専門医数も全国から大きく立ち遅れている。とくに深刻なのは、病院勤務医。

その結果、熊谷総合、さいたま赤十字、西埼玉中央病院など、次々、周産期が継続困難になったり、救急搬送に要する時間も年々増加している。救急隊が30もの病院に断られたケースもある。病院勤務医師は、月に休暇なしが、1割近くおり、常に過密緊張状態にある。なにか刺激があると、退職につながってしまう。

この数年来、医師確保のための署名を、全国的に取り組んできた。その結果、医学部定員が全国で1400人増えた。しかし、この医師たちが現場にくるのは、まだ先のこと。県知事は医師確保に真剣になってほしい。東北地方などは、県あげて研修医獲得に乗り出している」


・・・と発言。


このシンポジウムの案内は
県立小児医療センターの
近隣自治体から
選出されている
すべての県議会議員に
送られていましたが・・・


来賓として出席したのは
日本共産党の県議会議員
だけでした。


非常に
残念です。


患者家族の会の方たちは
日々の介護に追われて
なかなか
動けません。


ぜひとも
会のＨＰから
センターの
現在地存続を求める署名を
ダウンロードして
まわりの方たちに
広げてください！


ＨＰは
「県立小児医療センター患者家族会」で
検索していただければ
見つかります。


県政の
重大な問題。


傍観している
わけには
いきません。


子どもたちの
命の砦を守るため
いっしょに力を
あわせましょう!!!