国旗に一礼しない理由

「朝日新聞に
こんな記事がでてたよ」と
こっくんが
見せてくれた。

「国旗に一礼しない村長」


タイトルを見て・・・


おおぉぉ～！
同志だわ！


おどろいた。


長野県中川村の
曽我逸郎村長さん。


「国旗に敬意を示すというのは、国家が上にあり、その下に自分がいるという問題設定です。本当の国民国家であれば、持つべきは敬意ではなく誇りであるはず」

「私が国旗に礼をしない理由を端的に言えば『こういう場では礼をしなさい』『それが大人だ』という雰囲気がいや、ということです。目に見えないプレッシャーは危険な気がします。『まあいいや、これぐらい』と従うことが、いやな空気をつくり、長い目でみたら怖い結果につながりかねない」

(朝日新聞9/21付17面より抜粋)


私も
入学式や
卒業式で
国旗(日の丸)には
礼をしません。


ちなみに
君が代も
うたいません。


これは
大人になってからの
私の信念です。


20歳以前の私・・・


小・中・高校時代の私は
それはもう
先生に
ほめられるくらい
大きな声で
直立不動で
君が代を
うたっていました。


私は
恥ずかしながら
日の丸のことも
君が代のことも
歴史的な問題について
深く知りませんでしたし
考えても
こなかったので
とくになんとも
思っていませんでした。


20歳のころ
大学で
日本共産党と出会い
歴史的な問題について
深く学び
認識が
ガラッと
変わりました。


日本が
中国や韓国などに
戦争をおこして
侵略していくときに
兵隊さんたちが
先頭で振っていたのが
日の丸。


この
日の丸を
握りしめながら
戦地へ行き・・・


「お国のため」に
鳥の羽よりも
軽いとされた命が・・・


若くして兵隊となった
たくさんの命が・・・


亡くなった。


天皇の時代が
ずっとずっと
永遠につづくように
という
歌詞だけの
「君が代」。


天皇のために
国民がいる
とされていた。


人間は
みな
平等なのに。


私は
ときどき
言われます。


「なぜあなたは
君が代を歌わないのか。
口だけでも
動かすべきだ」


じつは私
君が代斉唱の
ほんの数十秒間
目を閉じ
黙とうを
しているんです。


加害者としての
日本人の罪を
おもって。


戦争によって
奪われた
たくさんの
生命をおもって。


思想信条の自由。


大切ですね。


国旗に
礼をするのも
しないのも・・・


君が代を
うたうのも
うたわないのも・・・


けっして
いい悪いではなく
それは
自由なんだ
という前提がなければ
ならないと
強く
思います。