2018/04/09 (Mon)
日本共産党上尾市議団として
議長に対し
「市議会の民主的な運営に関する申し入れ」
を行った。
この間
上尾市議会で
起きていることが
あまりにも
異常だからだ。
会派代表者会議に
議員の傍聴を許さない。
決定機関ではない
代表者会議を
非公開にした上
さまざまなことを
決定していく。
そんなことが
いま
上尾市議会では
続いている。
しかも
明日開かれる
議会運営委員会でも
「議員の自由な発言を妨げるから」
という理由にもならない理由で
傍聴を認めないという。
事前に
議運の委員長・副委員長が
相談して決めたらしい。
一体
何をそんなに
恐れているのだろうか。
隠す理由は
まったく
ないではないか。
そもそも
傍聴者がいると
議員は
自由に発言できないのか。
どんな場においても
議員は権能を発揮して
発言する存在なのでは
ないのか。
議会は
言論の府だ。
そして
市民には
傍聴する権利がある。
正当な理由なく
会議の非公開や
傍聴者排除を続けたとしたら
民主主義の
危機ではないか。
議長には
この間のことを
しっかりふまえた
議会運営に
努めていただきたいと
切に思う。
以下が
議長への
申し入れ文書。
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上尾市議会議長 道下 文男様
市議会の民主的な運営に関する申し入れ
2018年4月6日
日本共産党上尾市議会議員団
かすや珠紀 秋山もえ
平田みち子 新藤たか子
池田たつお 戸口佐一
日頃、議会を代表する立場でご尽力いただいていることに敬意を表します。
昨年起きた市長、議長同時逮捕の汚職事件は、長年にわたり行政と議会のトップが業者との癒着によって行政を大きくゆがめ、市民の信頼を失墜させました。その反省の上に立って、議会としても、市民から信頼される議会の再生をめざし、「上尾市議会の信頼回復と再発防止に努めることを誓う決議」を昨年11月9日に決議し、再出発したところです。しかしながら、この間、これまでの慣例やルールを無視した議会運営や、どのようなルールに基づいているのか明らかでない議会運営が目立ちます。
とくに、代表者会議の場で、その傾向が顕著です。代表者会議は、公開・非公開の規定が無く、協議・調整の場としか定められていません。にもかかわらず、改選後の正副委員長の選任や、議会運営に関わる問題について非公開とされました。そして、議会運営委員会に諮られることなく様々な決定を行っていることについて、早急な改善が必要であると考えます。
民主的運営と審議の充実、市民の多様な意見を議会での審議等を通じて市の施策に反映させることが重要です。よって、今後の議会運営及び審議のあり方、協議の持ち方について、以下申し入れます。
1、 議長として、無会派を含めすべての議員に対し、今まで以上に公平・公正な議会運営に努めることを求めます。
2、 議会運営に関わる問題については、議長と副議長のみで判断や決断をせず、また基本的に代表者会議のみの協議で終わらせず、議会運営委員会で協議し、結論を導き出すことを求めます。
3、 二元代表制にもとづいて、市民に開かれた議会、自由かっ達な議論を保障し、少数会派や無会派議員の活動も尊重することを求めます。
4、 市民に開かれた公正・公平、民主的な議会運営を行い、議会運営に関わる協議は「全会一致」を原則とし、議員の発言をいたずらに制限することなく、少数意見を尊重することを求めます。
5、 議会の議論はすべて公開が原則です。代表者会議も同様に、原則公開とすることを求めます。また、議事録は要点筆記とせず、すべての発言を明記した議事録へと改善することを求めます。