2017/08/08 (Tue)
今年度
第1回目の
上尾市国民健康保険運営協議会が
8月4日に開かれました。
国保運協の委員として
会議に出席しました。
平成28年度の
国保特別会計の決算についての報告
そして
来年度から
県単位化される
国保制度の改正内容について
最初に
市から説明がありました。
市は現在
国保特別会計の赤字を
補てんするために
上尾市の一番大きな
お財布である
一般会計から
国保特別会計という名のお財布へ
財政的な支援として
繰り入れを行っています。
このことを
一般的に
法律で定められていない
繰り入れであることから
法定外繰り入れ
と呼ばれています。
会議で
市は次のように
説明しました。
「もし
法定外繰り入れを
しない場合
実質的な財源不足が
10.4億円となる」
来年度から
保険者(国保の運営主体)が
上尾市から
埼玉県に
なります。
その際
法定外繰り入れが
禁じられるのではないか
ということが
一番懸念されています。
つまり
実質的に
10億円を超える財源不足が
あるわけですが
国や県、あるいは市が
その分の補てんをしない限り
その額が
国保税額に
はねかえってしまうからです。
国保税が
引きあがってしまうのではないか。
市民にとって
一番心配な点だと
思います。
現在
国保加入世帯は
上尾市においては
じつに33%となっています。
3世帯に1世帯が
国保加入世帯です。
私は以下の点を
市に問いました。
●国は10億円を超える財源不足を保障してくれるのか。
●県の第2回目のシュミレーションで上尾市は国保税が一人4万7000円、1.5倍に引きあがることが示されている。引き上げすべきでないと考えるが、市の基本的な考えについて伺う。
市は
「第3回のシュミレーションが示されないとわからない」とし
引き上げすべきではないという
答はありませんでした。
むしろ
他の委員から
国保税値上げへの懸念の声が上がったことに対し
市は
「このまま医療費が増えると制度が破たんする。
負担を求めることもある」と答えました。
県単位化後に
保険税額を決めていくのは
上尾市です。
今後も
市民の声をしっかりと市に届け
国保税の引き上げが
行われないよう
求めていきます。
なお
次回の国保運協は
10月17日㈫午後1時30分より
全員協議会室(予定)です。
ぜひ、傍聴にお越しください。