過激武装組織「イスラム国」による日本人人質事件

いま
明朝に配布する
もえ通信を
作成しています。

この事件に対する
日本共産党の見解も
きちんと
お伝えしたいので
通信の裏には
志位委員長が
２月１日に発表した声明も
印刷しているところです。


「イスラム国」による
湯川さんと後藤さんの殺害。


どんな理由があろうとも
決して許されない
残虐非道な蛮行です。


無法なテロ行為にたいし
日本共産党は
怒りを込めて
断固として
糾弾します！


ご家族と
関係者のみなさんに
心からの
お見舞いを
申し上げます。


いま
求められているのは
なによりも
国際社会が
結束すること。


過激武装組織「イスラム国」に対処し
国連安保理決議２１７０（２０１４年８月）が
求めているように
外国人戦闘員の参加を阻止し
資金源を断つなど
孤立させ
追いつめ
武装解除と解体に
追い込んでいくことが
重要です。


日本政府の外交も
この方向にそって
行われることが
求められます。


そして
こうした悲劇を
二度と繰り返さないためにも
この間の
日本政府の対応について
冷静な検証が必要です。


２月３日
日本共産党の
小池あきら参議院議員が
質問に立ち
政府の対応が
どうだったのか
安倍首相に迫りました。


日本政府は
二人の日本人の拘束を
昨年の時点で
把握していました。


しかし
１月の動画の公開までは
現地対策本部の人的体制の強化を
図ってきませんでした。


二人が拘束された段階で
どれだけ危機感をもって
政府が対応してきたのかが
問われます。


中東などに訪問した安倍首相は
１月１７日にエジプトで…


「ＩＳＩＬ（イスラム国）とたたかう周辺各国に、総額２億ドル程度、支援をお約束します」


…と演説し
非軍事の人道支援だ
ということには
ふれていませんでした。


こうした発言が
二人に危険をおよぼすことになる
という認識は
なかったのでしょうか。


安倍首相は
「テロリストに過度な気配りをする必要は全くない」
「テロリストに私が屈することになる」
などと暴論を口にし
国会の議場が
一時
騒然となりました。


テロに屈しない…


このことばかり
ことさら
強調する
首相の姿に
私は
身震いしました。


安倍首相の
発言により
国民が
危険にさらされてしまう。


中東に駐在する
ＮＰＯの方や
邦人関係者の方たちが
危険にさらされてしまう。


安倍首相は
日本の代表です。


日本国民が
安倍首相と
同じことを
考えていなくとも
世界からは
そして
テロリストたちからは
首相の発言が
日本人の考えとして
認識されてしまいます。


安倍首相には
発言に
責任を持っていただきたいです。


安倍首相は
今回の事件にかかわって
米軍などによる
「イスラム国」への
空爆などへの
自衛隊の支援が
「憲法上可能」とのべ
「邦人救出」を名目にした
自衛隊の海外派兵の
いっそうの拡大の検討を
表明しています。


私は
言いたいです！


テロ集団による
蛮行を機に
「海外で戦争する国」づくりを
推進しようとすることは
絶対にやめていただきたい！！


そんなことを
国民は
だれも
望んでいません！！


憎悪の連鎖を
広げては
ならないです。


二人の命を
助けることが
できなかった…


このことに
報いるためにも
日本は
軍事的な道に
進んでは
ならないと
強く
強く
思います。