12月議会を終えて ～日本共産党市議団 談話～

《 市民無視・異常な議会運営際立つ 》

今議会は、新図書館建設計画の是非を問う住民投票条例制定を求める請求署名が提出されました。

市長からは反対意見を付した「住民投票条例案」が提案され、市内外から、そしてマスコミからも注目される議会となりました。

結果、市民が直接意思を示すことができる「住民投票条例案」は新政クラブ、公明党らの議員が、否決としました。

反対した議員は一様に「議会で議論は尽くされた」と繰り返していました。しかし、異常な高額買収をはじめ次々に明らかになる疑念にたいしての調査や論議は浅く、市が新図書館用地の買収について「正常な価格」と言えば、そのまま追随するだけに過ぎませんでした。

なぜ市民から住民投票を求める請求署名が実施されたのか、反対した議員はその重みを受け止めたのか、疑問です。

日本共産党市議団は、市民のみなさんや他会派の議員とも連携をとり、引き続き市民参加のまちづくりを進めるよう力を合わせていきます。

また、議会運営のあり方が問われる議会ともなりました。秋山もえ議員の一般質問の発言をめぐって謝罪や訂正が十分ではないとし、何度も議会運営委員会を開き、その結果一般質問の日程を遅らせました。そして、謝罪と訂正を行ったのにもかかわらず、「問責決議」の緊急動議があり、「可決」されました。

さらにその後、健康福祉常任委員会が開かれ、秋山もえ副委員長への「不信任案」が提出され、否決とされましたが異常な事態でした。

上尾市議会会議規則にのっとり陳謝したことは、自らの発言に対し非を認め、責任ある態度を示したものです。ところが、それでも足りないと「問責決議」を提出したことは、言論の府としての議会のあり方が問われるものと言わざるを得ません。

日本共産党議員団は、民主的な議会運営と市民の声を生かす上尾市政のために力をつくす決意です。