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2024/03/28 (Thu)
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2017/03/29 (Wed)
今回
初めて質問する
テーマとなったのが
このLGBTに関わる質問です。


何度も何度も
当事者の方の話を
伺いながら
何が今の上尾に
できるだろうか
求められているだろうか
手探りの状況でしたが
なんとか
質問することができました。


最終的に私が要望したのは…
●児童・生徒の中にLGBTの正しい理解が広がるよう、すべての教職員への研修を重視する。児童や生徒、保護者向けの講演会についても検討をしてほしい。また、市役所全体に正しい理解を広げていくために、市職員に対する研修を実施してほしい。
●専門の相談窓口をつくってほしい。また専門でなくとも、まずは今ある相談窓口で相談が受けられるように、リーフや広報の中に「性別や同性愛などにかかわる相談もできます」と明記すること。
●市が管理している、多目的トイレについては、誰でも使える「だれでもトイレ」としてLGBTの方が気兼ねなく使えるようトイレの看板の名称を変更すること。


以下が
議事録です。


ぜひ
ご覧ください。


・・・・・・・・・・


 次に、大きな項目3つ目、性的マイノリティー、LGBTの方たちの権利保障をについてです。性的マイノリティー、LGBTについて、テレビやニュースなどでも取り上げられることが多くなりました。しかし、身近な話題に上るようになったけれども、LGBTについて正しい知識が広がっているかといえば、そうではありません。Lはレズビアン、Gはゲイ、Bはバイセクシュアル、Tはトランスジェンダーをあらわします。ほかにも中性をあらわすXジェンダーや、性別を決めたくないクエスチョニングなどがありますが、性的マイノリティー

の総称として多くの場面でこのLGBTが使われております。女性に生まれたら女性として生き、異性である男性を好きになるのが当たり前。男性に生まれたら、男性として生き、異性である女性を好きになるのが当たり前。こうした異性愛を当然視し、また体の性と心の性が一致することを当然視する社会。女らしさや男らしさを求められ、自分らしさを否定する社会の中で、ありのままに生きられずに苦しんでいるのがLGBTの方たちです。

  私は、あるママ友達から、自分はバイセクシュアルなのだということを打ち明けられました。彼女は、現在男性と結婚をし、妊娠、出産も経験していますが、つらい日々を送っていると話してくれました。バイセクシュアルというのは、男性、女性、どちらのことも好きになる両性愛者のことでありますが、彼女はどちらかというと女性といた方が心地いいと感じていて、結婚する前は大好きな女性とおつき合いをしていたといいます。絶対に結婚はしないと思っていたけれども、親からおまえは彼氏がいないのかと言われ、物すごくプレッシャーで、

ストレスできつかったということです。だから、男性と結婚し、子どもができたときは、正直ほっとしたといいます。でも、日に日に後悔していて、やっぱり違っていたのではないかという気持ちでいっぱいになると話してくれました。女性は、結婚して子どもを授かることが一番幸せなのだという周囲からの決めつけにより、自分らしく生きていくことが困難だと感じている彼女の姿は、多くのLGBTの方たちの苦悩と重なっています。

  この間、私は埼玉県主催のLGBT講座や越谷市の男女共同参画支援セミナー主催の講座などに参加をしております。昨日は、LGBT越谷十人十彩という、LGBT当事者が設立をした団体の交流会に参加をさせていただきました。この交流会に小学生の児童がお母さんと一緒に参加をしていました。この児童は、男の子として生まれたけれども、心は女の子だという小学校高学年のトランスジェンダーで、学校生活で困っていることとして、先生がトランスジェンダーのことをあまり理解してくれていないという不安、女子トイレを使いたいけれど

も、使えないこと、着替えも男子と同じ部屋でしなくてはならないこと、そしてこれから中学生になったら、男子の制服を着なくてはならないということが苦痛だということでした。講座や交流会に参加をした皆さんが共通して話していらっしゃったのは、LGBTに関してポジティブな、前向きなメッセージが日常生活の中ではほとんどなく、カミングアウトするのは本当に難しいということでした。周りの友達がホモ、オカマ、お姉などの話題で盛り上がって笑っている中で、自分はゲイだとは絶対に言えない。決して気づかれないように息を潜め、み

んなに合わせてやり過ごす。それ自身が苦しい。そして、同性愛の自分を自分自身が気持ち悪く感じ、自分のことを肯定的に受け止められない状況だといいます。

  資料の4をご覧いただきたいと思います。性同一性障害、これは現在一定の医学的基準を満たしたトランスジェンダーに対する診断名となっておりますが、体の性と心の性が異なっている方たちのことです。トランスジェンダーの方では、自殺を考えた人が約60%、ゲイ、バイセクシュアルの男性の約66%は自殺を考えたことがあると答えています。自殺未遂リスクは、異性愛者の実に6倍です。また、LGBTの学校生活に関する実態調査結果報告書、命リスペクト、ホワイトリボンキャンペーンが2014年5月に公表した調査では、調査に応

じた当事者の実に70%がいじめの被害経験を持ち、そのうち30%が自殺を考えたという結果でした。自分らしく、ありのまま生きられないことが生きづらさを生み、これが命の問題にまでつながっています。さまざまな課題が山積みですが、その中でもとりわけ大きな鍵を握っているのが学校現場なのです。LGBTの方のほとんどが、中学生になる前に自分自身の性別に違和感を持ったり、異性愛でないことに気づいているといいます。

  文科省は、2015年4月30日付で、性同一性障害に係る児童・生徒に対するきめ細かな対応の実施等についてという通知を出しており、一定の前進を見ることができますが、こういった動きと矛盾をしているのが学習指導要領です。小学校学習指導要領の解説書には、思春期になると誰もが遅かれ早かれ異性に引かれるといった、異性愛を当然視した、多様な性のあり方を踏まえていない、誤った記述があります。2018年は、10年に1度の学習指導要領の改定があります。現在パブリックコメントを募集しております。3月15日までだそう

です。私もパブリックコメントを送りました。性は多様なのだということを、全ての子どもたちがお互いの違いを肯定的に捉えられるようにするために、この改定が必要です。

  今月9日にLGBT当事者や支援者、専門家と国会議員が一堂に会し、より公正で平等な社会をつくるために交流しようと、国会内でレインボー国会が開かれ、約300人が参加をしました。きょうは私もバッジをつけておりますが、このレインボーはLGBTを象徴しているマークです。国会では、LGBT問題にかかわり、理解増進法案と4野党共同の差別解消法案が提出をされております。命の問題としてしっかり捉え、緊急に法整備を進めていくことが求められております。

  LGBTの方は、人口の5%程度存在すると言われています。学校のクラスに1人か2人いるということです。いつの時代でも、どこの国でも存在していたし、今も私たちの身近にいます。LGBTの方がありのままの自分でいられるようにするために、学校や社会でできることはたくさんあります。保健室や図書館に性的マイノリティーに関する書籍を置いたり、目に触れる場所にポスターを掲示したり、公共の相談窓口を設けたり、授業で多様な性について正しい知識を伝えるなど、こうしたこと全てが、人はみんな違っていて当たり前、多様な性

があるのが当たり前という肯定的なメッセージとなります。これは、カミングアウトしやすい状況をつくり出すことにもなると同時に、カミングアウトを強制することなく、カミングアウトしなくても生きやすくなる状況をもつくり出すわけです。このような学校、社会は、恐らく誰にとっても生きやすいのではないかと私は考えます。

  何点か伺います。LGBTの方への偏見、無理解をなくしていくことは急務だと考えますが、市の見解を伺います。

〇議長(田中 守議員) 磯越市民生活部長。

〇市民生活部長(磯越雄高) 性的マイノリティーの方への正しい理解を深め、偏見や差別を解消することが必要であると認識しております。性の多様性への理解を深めるため、広く市民の皆様への啓発活動を進めてまいりたいと考えております。

〇議長(田中 守議員) 秋山もえ議員。

16番(秋山もえ議員) 今現在LGBTの方の相談窓口や当事者への支援策は何かあるか、伺います。

〇議長(田中 守議員) 磯越市民生活部長。

〇市民生活部長(磯越雄高) 市では、性的マイノリティーの方に特化した相談窓口を設けていませんが、人権に関することであれば人権擁護委員による人権相談事業において対応してまいります。

〇議長(田中 守議員) 秋山もえ議員。

16番(秋山もえ議員) LGBT当事者の方から相談を受けたことはあるのでしょうか。

〇議長(田中 守議員) 磯越市民生活部長。

〇市民生活部長(磯越雄高) 市の主な相談窓口に確認しましたところ、性的マイノリティーについてのご相談は受けたことがないとのことでございます。

〇議長(田中 守議員) 秋山もえ議員。

16番(秋山もえ議員) 上尾市人権施策推進指針の中で、性的マイノリティーの理解のための教育啓発の機会を充実させるというふうに、この指針に書かれておりますが、これまで市は何を実施してきたのでしょうか。また、今後の取り組みについても伺います。

〇議長(田中 守議員) 磯越市民生活部長。

〇市民生活部長(磯越雄高) 初めに、議長の許可をいただきまして、資料の配布をお願いいたします。

〇議長(田中 守議員) 資料配布願います。

        〔事務局職員配布〕

〇市民生活部長(磯越雄高) ただいまお配りいたしましたのは、性的マイノリティーの人権に関するリーフレットでございまして、昨年11月に作成したものでございます。このリーフレットにつきましては、あげおヒューマンライツミーティングで来場者にお配りしたほか、人権講座等での配布、また啓発資料として、市内小・中学校にも参考として各10部でございますが、配布してございます。また、性的マイノリティーに関する理解を深めていただくためのDVDの貸し出しを行ってございます。このほか先月25日には、大石公民館において、

性の多様性についての人権講座が開催されております。市では、引き続き啓発事業を実施してまいります。

〇議長(田中 守議員) 秋山もえ議員。

16番(秋山もえ議員) リーフ作成、とてもきれいなリーフだなと思います。それから、DVDの貸し出し、公民館講座など取り組んでいるということでした。また、小・中学校に10部ずつ配布したということでした。しかしながら、伺ってみますと、DVDの貸し出しは実績は残念ながらまだないということで、先日私が借りたのが初めてだというふうに伺いました。LGBTに関する公民館講座も、これは初めてだったということですので、まだまだできることはたくさんあるというふうに思います。

  要望します。何よりも児童・生徒たちの中にLGBTの正しい理解が広がるよう、まずは全ての教職員の皆さんへの研修を重視して取り組んでいただけますようにお願いいたします。児童・生徒、また保護者向けの講演会についてもご検討ください。それから、全ての市役所の市職員に対する研修を実施し、LGBTの正しい理解を市役所全体に広げていくよう、ご検討いただけますようお願いいたします。また、LGBTの専門相談窓口をぜひつくっていただきたいとは思いますが、まずは今ある相談窓口において受け付けられるように、リーフや広

報などの相談案内に性別や同性愛などにかかわる相談もできます、こう明記していただくことも併せてご検討をお願いいたします。

  資料の5を見ていただけたらと思うのですけれども、これはたちばな分館にあるトイレ入り口の写真を掲載しています。市が管理しているトイレ、学校のトイレや公共施設、公園などにある障害者用の多目的トイレについては、誰でも使える誰でもトイレとして、LGBTの方が気兼ねなく利用できるよう、トイレの看板の名称をぜひとも変更していただけますよう要望いたします。




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プロフィール
趣味:
カフェめぐり、バスケ、ネイル、整理整とん、詩をかくこと、歌うこと、図書館通い(*´∀`)
自己紹介:
秋山もえ/ 上尾市議会議員3期目/ 家族は夫&こども3人/ 1976年2月11日に千葉県木更津市に生まれる/ Ally(性的マイノリティ支持)/ 手話を勉強中/ 自営パン屋を営む両親の手伝いをしながら育つ/ 小・中・高校と陸上競技、水泳、ロードレース、バスケットなどスポーツばかりの日々/ 身長170㎝/ 新聞奨学生として朝日新聞の配達・集金をしながら予備校2年間を足立区北千住&大学4年間を板橋区中板橋で過ごす/ 大学に在学中に日本共産党に入党/ ウルドゥー語(パキスタンの言語)を専攻/ 2000年3月大東文化大学国際関係学部卒業/ 2000年日本共産党埼玉県委員会勤務/ 2007年上尾市議会議員選挙に立候補・初当選/ 好きな食べ物は母がつくるすいとん、ひじき、豆腐、納豆、さつまいも、いちご、チョコレート/ お酒は梅酒を一杯くらいしか飲めない/ タバコは大嫌い/ 埼玉県上尾市西上尾第二団地2-19-503在住/ 048-783-0503/ 090-5394-7971/ mugendai2010@docomo.ne.jp
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