2012/03/11 (Sun)
常任委員会というのは
上尾市の場合
福祉以外に3つあります。
全部で
●福祉常任委員会
●総務常任委員会
●文教経済常任委員会
●建設水道消防常任委員会
の4つです。
30名の
市議会議員が
どこか
ひとつの常任委員会に
入っています。
ちなみに
私の所属している
福祉常任委員会の
メンバーは8名で
・田中元三郎議員
・橋北富雄議員
・深山孝議員
・町田皇介議員
・小川明仁議員
・星野良行議員
・斉藤哲雄議員
そして私。
各常任委員会では
市長から提案された
条例(市町村がつくる法律)や
予算のなかみ
それから
「この願いを市に伝えてほしい!
国や県に言ってほしい!」
ということで
住民の方が
市議会の議長(議員)に
宛てて届けた
“請願”についても
審議します。
福祉常任委員会では
子どもから
高齢者の方までの
福祉・医療・介護・市民安全のこと
などについて
審議を担当します。
私は
今回の常任委員会ほど
たくさんの意見を
のべたことは
ないかもしれません。
国民健康保険は
今年度末に
16億円の余剰金が
でるというのです。
いったい
2011年に行われた
1世帯5000円の値上げは
何だったのでしょうか?
これだけの
余剰をだしたのなら
それを
値下げのために
使いなさい!
という意見をのべ
これにかかわる
3つの予算
(一般会計補正予算と
国保特別会計補正予算と
国保特別会計当初予算)
に反対の討論を
行いました。
介護保険も
基準額が
年間1万4200円も
値上げとなる
予算と条例が
提案されたので
これに
反対しました。
75歳以上の
後期高齢者の
医療保険料も
年間3334円の
値上げとなるので
反対討論しました。
値上げ、値上げ、値上げ…
のオンパレードの予算。
とても
賛成することなど
できません。
福祉常任委員会では
「県立小児医療センター存続を求める」請願が
患者家族の方たちから
提出されました。
7名の患者家族の
方たちが
委員会へ
傍聴に来ました。
患者家族会の
代表の藤田さんは
経管栄養をしている
お子さんを
バギーで連れて
来ていました。
患者家族は
しっかり見ている。
議員が
利用者の立場で
しっかりと
がんばってくれるのかどうか
見守っている。
そういう
緊張感が漂う中での
審議でした。
民主系友愛クラブの
町田議員が
「9月議会に
日本共産党が提出した
県立小児医療センターの存続を求める
意見書には反対したけれど
今回は
患者家族のみなさんの声を聞き
あらためて実態が分かり
存続を求める請願に
賛成することとした」
というような
賛成の討論を
しました。
私は
じつに
彼の率直さと誠実さを感じ
とっても嬉しかったですし
なによりも
患者家族の方たちは
感動していました。
そして私も
患者家族のみなさんに
敬意を表しながら
請願のすべてに
賛成する立場で
意見をのべました。
私は
この間の
県議会のようす
テレビ放映について
春日部市議会の
常任委員会では
この請願が
採択されたことなども
紹介しながら…
「いろんなお立場が
あるかもしれないが
ここはひとつ
患者家族の方たちと
心をひとつにして
この請願に賛成をし
埼玉県に
上尾市議会から
意見をあげていこう」
…と各議員に
よびかけました。
そして
採択の時。
「賛成者少数。不採択。」
賛成者は
日本共産党の私と
友愛クラブの町田さん
「市民の力」の斉藤さんの
3名のみ。
不採択に
終わった。
反対した
公明党の橋北さんも
自民党系の
深山さん、小川さん、星野さんも
だれも
反対の理由をのべずに
反対をした。
委員会室は
シンと
静まりかえって。
患者家族の方たちは
ゆっくり
静かに
傍聴席から
そとへ向かって。
私は
患者家族のみなさんの
背中を見つめながら
本当に
情けなくて
くやしくて
やり切れない思いで…
目頭が
熱くなってきて
その後
すぐに始まった
予算の審議に
なかなか
集中できませんでした。
私は
委員会の休憩中
市役所のロビーで
茫然として無言で座っている
患者家族のみなさんに会いに行き
思いを伺いました。
「なぜ公明党は
反対したんですか?
患者家族のみなさんが
本当にショックを受けてますよ」
私は
橋北議員に
聞いてみました。
「大丈夫だよ。
さいたま新都心の方は
入院病院にして
今の場所は
通院の病院にするから。
ちゃんと(公明党から知事に)言うから。
大丈夫だから」
???
こういう方向で
県知事を支える
与党の公明党としては
提案をしている
ということなのでしょう。
しかし
患者家族の方は
「医師を増やすんですかね?
先生が行ったり来たりするんですか?」
通院する方が
入院することにもなるわけで
連携をとらなければ
ならないのに
これを別々にするとは
じつに
非現実的な
公明党さんの
提案だと
私も
感じます。
患者家族のみなさんは
上尾市長あての
存続をもとめる署名に
取り組みながら
すべての
市議会議員にも
はたらきかけて
6月も請願を出したい
という思いで
いるようです。
上尾市議会が
ちゃんと
住民の立場で
物事を考えることが
できるようにならないと
「議員なんていらない」
と言われても
私はしかたないと
思います。
議員の役割がなんなのか
ちゃんと
議員一人ひとりが
自分自身の
存在の意味を
考えなくては
ならないんじゃないでしょうか。
それから今回
審議中に
「もっとテキパキやれ。
壊れたレコードみたいに話すな。
あんたが(審議の時間を)遅らせてるんだろう」
と私に
アドバイスをくださった
3期目の先輩議員が
います。
議員は
市長から提案された
案件についてしっかりと
細かくきちんと
事業の中身
条例の内容を聞いて
こうすべきではない
もっとここは
充実させていってほしい
これは賛成できない
などなど
意見や要望ものべながら
住民に代わって
住民の代表として
よくよく審議をするのが
仕事です。
さっさと終わらせて帰りたい
という議員に
こういう仕事は
残念ながら
期待できません。
「そんなことを言っていると
議員の資質が問われますよ」
と私は返しました。
すると
「オレは資質は十分あるよ」
と返されました。
私には
これ以上
何も言うことは
ありませんでした。
議員の役割って
なんなのか。
30名もの
議員がいるんですから
それぞれが
住民の立場に立った仕事を
上尾市は
もっともっと
よくなって
いくでしょう。
そんな市議会に
発展させたいものです。
・・・・・・・・・・
今回の写真は
「ゲーム病」のかえちゃん(笑)
親の目を盗んでは
短時間でも
3DSに向かう。
かえちゃんに
聞くところによると
学校の勉強は
漢字漢字漢字…
計算計算計算…
ということで
とうてい
学ぶ喜びと
知る喜びを
実感できるものには
ほど遠いよう。
サッカーと
図工と音楽が
大好きな息子は
1日の
勉強疲れを
ゲームにより
癒しているようです。
まぁ
多少のことは
ゆるしますが
お互い話し合って決めた
秋山家ルールにのっとり
ときに
中毒症状が
目に余るときには
“3DS取り上げの刑”を
課すことも(笑)
かえちゃん
ほどほどに
やるんだよ。
バランスを
とりながら。
上尾市の場合
福祉以外に3つあります。
全部で
●福祉常任委員会
●総務常任委員会
●文教経済常任委員会
●建設水道消防常任委員会
の4つです。
30名の
市議会議員が
どこか
ひとつの常任委員会に
入っています。
ちなみに
私の所属している
福祉常任委員会の
メンバーは8名で
・田中元三郎議員
・橋北富雄議員
・深山孝議員
・町田皇介議員
・小川明仁議員
・星野良行議員
・斉藤哲雄議員
そして私。
各常任委員会では
市長から提案された
条例(市町村がつくる法律)や
予算のなかみ
それから
「この願いを市に伝えてほしい!
国や県に言ってほしい!」
ということで
住民の方が
市議会の議長(議員)に
宛てて届けた
“請願”についても
審議します。
福祉常任委員会では
子どもから
高齢者の方までの
福祉・医療・介護・市民安全のこと
などについて
審議を担当します。
私は
今回の常任委員会ほど
たくさんの意見を
のべたことは
ないかもしれません。
国民健康保険は
今年度末に
16億円の余剰金が
でるというのです。
いったい
2011年に行われた
1世帯5000円の値上げは
何だったのでしょうか?
これだけの
余剰をだしたのなら
それを
値下げのために
使いなさい!
という意見をのべ
これにかかわる
3つの予算
(一般会計補正予算と
国保特別会計補正予算と
国保特別会計当初予算)
に反対の討論を
行いました。
介護保険も
基準額が
年間1万4200円も
値上げとなる
予算と条例が
提案されたので
これに
反対しました。
75歳以上の
後期高齢者の
医療保険料も
年間3334円の
値上げとなるので
反対討論しました。
値上げ、値上げ、値上げ…
のオンパレードの予算。
とても
賛成することなど
できません。
福祉常任委員会では
「県立小児医療センター存続を求める」請願が
患者家族の方たちから
提出されました。
7名の患者家族の
方たちが
委員会へ
傍聴に来ました。
患者家族会の
代表の藤田さんは
経管栄養をしている
お子さんを
バギーで連れて
来ていました。
患者家族は
しっかり見ている。
議員が
利用者の立場で
しっかりと
がんばってくれるのかどうか
見守っている。
そういう
緊張感が漂う中での
審議でした。
民主系友愛クラブの
町田議員が
「9月議会に
日本共産党が提出した
県立小児医療センターの存続を求める
意見書には反対したけれど
今回は
患者家族のみなさんの声を聞き
あらためて実態が分かり
存続を求める請願に
賛成することとした」
というような
賛成の討論を
しました。
私は
じつに
彼の率直さと誠実さを感じ
とっても嬉しかったですし
なによりも
患者家族の方たちは
感動していました。
そして私も
患者家族のみなさんに
敬意を表しながら
請願のすべてに
賛成する立場で
意見をのべました。
私は
この間の
県議会のようす
テレビ放映について
春日部市議会の
常任委員会では
この請願が
採択されたことなども
紹介しながら…
「いろんなお立場が
あるかもしれないが
ここはひとつ
患者家族の方たちと
心をひとつにして
この請願に賛成をし
埼玉県に
上尾市議会から
意見をあげていこう」
…と各議員に
よびかけました。
そして
採択の時。
「賛成者少数。不採択。」
賛成者は
日本共産党の私と
友愛クラブの町田さん
「市民の力」の斉藤さんの
3名のみ。
不採択に
終わった。
反対した
公明党の橋北さんも
自民党系の
深山さん、小川さん、星野さんも
だれも
反対の理由をのべずに
反対をした。
委員会室は
シンと
静まりかえって。
患者家族の方たちは
ゆっくり
静かに
傍聴席から
そとへ向かって。
私は
患者家族のみなさんの
背中を見つめながら
本当に
情けなくて
くやしくて
やり切れない思いで…
目頭が
熱くなってきて
その後
すぐに始まった
予算の審議に
なかなか
集中できませんでした。
私は
委員会の休憩中
市役所のロビーで
茫然として無言で座っている
患者家族のみなさんに会いに行き
思いを伺いました。
「なぜ公明党は
反対したんですか?
患者家族のみなさんが
本当にショックを受けてますよ」
私は
橋北議員に
聞いてみました。
「大丈夫だよ。
さいたま新都心の方は
入院病院にして
今の場所は
通院の病院にするから。
ちゃんと(公明党から知事に)言うから。
大丈夫だから」
???
こういう方向で
県知事を支える
与党の公明党としては
提案をしている
ということなのでしょう。
しかし
患者家族の方は
「医師を増やすんですかね?
先生が行ったり来たりするんですか?」
通院する方が
入院することにもなるわけで
連携をとらなければ
ならないのに
これを別々にするとは
じつに
非現実的な
公明党さんの
提案だと
私も
感じます。
患者家族のみなさんは
上尾市長あての
存続をもとめる署名に
取り組みながら
すべての
市議会議員にも
はたらきかけて
6月も請願を出したい
という思いで
いるようです。
上尾市議会が
ちゃんと
住民の立場で
物事を考えることが
できるようにならないと
「議員なんていらない」
と言われても
私はしかたないと
思います。
議員の役割がなんなのか
ちゃんと
議員一人ひとりが
自分自身の
存在の意味を
考えなくては
ならないんじゃないでしょうか。
それから今回
審議中に
「もっとテキパキやれ。
壊れたレコードみたいに話すな。
あんたが(審議の時間を)遅らせてるんだろう」
と私に
アドバイスをくださった
3期目の先輩議員が
います。
議員は
市長から提案された
案件についてしっかりと
細かくきちんと
事業の中身
条例の内容を聞いて
こうすべきではない
もっとここは
充実させていってほしい
これは賛成できない
などなど
意見や要望ものべながら
住民に代わって
住民の代表として
よくよく審議をするのが
仕事です。
さっさと終わらせて帰りたい
という議員に
こういう仕事は
残念ながら
期待できません。
「そんなことを言っていると
議員の資質が問われますよ」
と私は返しました。
すると
「オレは資質は十分あるよ」
と返されました。
私には
これ以上
何も言うことは
ありませんでした。
議員の役割って
なんなのか。
30名もの
議員がいるんですから
それぞれが
住民の立場に立った仕事を
上尾市は
もっともっと
よくなって
いくでしょう。
そんな市議会に
発展させたいものです。
・・・・・・・・・・
今回の写真は
「ゲーム病」のかえちゃん(笑)
親の目を盗んでは
短時間でも
3DSに向かう。
かえちゃんに
聞くところによると
学校の勉強は
漢字漢字漢字…
計算計算計算…
ということで
とうてい
学ぶ喜びと
知る喜びを
実感できるものには
ほど遠いよう。
サッカーと
図工と音楽が
大好きな息子は
1日の
勉強疲れを
ゲームにより
癒しているようです。
まぁ
多少のことは
ゆるしますが
お互い話し合って決めた
秋山家ルールにのっとり
ときに
中毒症状が
目に余るときには
“3DS取り上げの刑”を
課すことも(笑)
かえちゃん
ほどほどに
やるんだよ。
バランスを
とりながら。
PR
この記事にコメントする
junohsawaさんへ☆
本当にそうですね。
他党の方、他の議員の方も、こういう風に変わりうる、と思っています。住民の立場に立ちきることができれば。
地方政治の場ですから、県や国のいろんな立場やしがらみを超えてほしいなぁと、つねづね思っています。
そういう意味で、今回の町田さんの態度は嬉しいものがありました。だまって賛成、というのもありますが、良心があったのでしょう。わざわざ、日本共産党への配慮もしながら、賛成討論をしたことには驚きました。人間としての誠実さを感じましたね。
委員会後に「本当によかったですよ!患者家族のみなさんも喜んでいましたよ!」と伝えると、少し照れて、嬉しそうでした
他党の方、他の議員の方も、こういう風に変わりうる、と思っています。住民の立場に立ちきることができれば。
地方政治の場ですから、県や国のいろんな立場やしがらみを超えてほしいなぁと、つねづね思っています。
そういう意味で、今回の町田さんの態度は嬉しいものがありました。だまって賛成、というのもありますが、良心があったのでしょう。わざわざ、日本共産党への配慮もしながら、賛成討論をしたことには驚きました。人間としての誠実さを感じましたね。
委員会後に「本当によかったですよ!患者家族のみなさんも喜んでいましたよ!」と伝えると、少し照れて、嬉しそうでした
無題
もえちゃんは、正しい!
もえちゃんの持つ、普通の、当たり前の感覚を、どの議員にも持ってほしい。
どんな仕事でも、いつも自問自答しながら、謙虚に迷いながら、取り組むべき。
迷うから、学ぶのであって、
「オレは資質あるよ。」
と答えた時点で、その人の限界点が決まってしまう。
議会の外では、きっと耳障りのいいことを言っているんだろうけど、こうやって本当のやりとりを、もっと知らせてほしいです。
ありがとう。
もえちゃんの持つ、普通の、当たり前の感覚を、どの議員にも持ってほしい。
どんな仕事でも、いつも自問自答しながら、謙虚に迷いながら、取り組むべき。
迷うから、学ぶのであって、
「オレは資質あるよ。」
と答えた時点で、その人の限界点が決まってしまう。
議会の外では、きっと耳障りのいいことを言っているんだろうけど、こうやって本当のやりとりを、もっと知らせてほしいです。
ありがとう。
うーちゃん母さんへ☆
ありがとう☆
本当に、いつも謙虚でいたいです。初心を忘れず。大事ですね。
本当に、いつも謙虚でいたいです。初心を忘れず。大事ですね。
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プロフィール
趣味:
カフェめぐり、バスケ、ネイル、整理整とん、詩をかくこと、歌うこと、図書館通い(*´∀`)
自己紹介:
秋山もえ/ 上尾市議会議員3期目/ 家族は夫&こども3人/ 1976年2月11日に千葉県木更津市に生まれる/ Ally(性的マイノリティ支持)/ 手話を勉強中/ 自営パン屋を営む両親の手伝いをしながら育つ/ 小・中・高校と陸上競技、水泳、ロードレース、バスケットなどスポーツばかりの日々/ 身長170㎝/ 新聞奨学生として朝日新聞の配達・集金をしながら予備校2年間を足立区北千住&大学4年間を板橋区中板橋で過ごす/ 大学に在学中に日本共産党に入党/ ウルドゥー語(パキスタンの言語)を専攻/ 2000年3月大東文化大学国際関係学部卒業/ 2000年日本共産党埼玉県委員会勤務/ 2007年上尾市議会議員選挙に立候補・初当選/ 好きな食べ物は母がつくるすいとん、ひじき、豆腐、納豆、さつまいも、いちご、チョコレート/ お酒は梅酒を一杯くらいしか飲めない/ タバコは大嫌い/ 埼玉県上尾市西上尾第二団地2-19-503在住/ 048-783-0503/ 090-5394-7971/ mugendai2010@docomo.ne.jp
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