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2024/11/22 (Fri)
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2017/07/04 (Tue)

なぜ上尾市議会は
議会改革が
すすまないのか。


それは
一言で言えば
やる気と勇気がないから。


なによりも
最大会派である
自民系・新政クラブの一部に
その気概が欠けており
つねに改革が
阻止されてきた。



上尾の
議会改革の現状を
すこし
書きたいと思う。


この間
私は
連日のように
議会改革について
研修で学んでいる。


今年の第5区議長会の
議員研修会では
山梨学院大学大学院研究科長で
法学部教授 博士の
江藤俊昭先生の講演があり
「議会改革の今後のあり方」を
学んだ。


議会改革の
「前史」から
「本史」の第一段
そして第二段と
どのように進んでいるか
これから何が求められているか
話していただいたが…


上尾市議会は
議会基本条例の
制定もできずに
くすぶっていて
いまだ「前史」に
安住しているのだ。


とうてい
求められているレベルに
届くわけもなく
なんとも気まずく
恥ずかしい思いで
講演を聞いた。


江藤先生の話で
印象に残っている言葉は…


●議会には驚くべき権限が与えられている。


●議会には賛成・反対の議決の説明責任がある。


●だからこそ市当局には政策の中身ではなく、その政策を形成されてきた経過を説明させる必要がある。


●住民の福祉の向上のために政策サイクルをつくる必要があり、なによりも討議し決定していくことが重要。


●住民自治の根幹は議会である。


●行政改革の論理は効率性重視、議会改革の論理は地域民主主義の実現である。


●議事録のなかには今と未来に問題になることがつまっている。


たくさんのことを
学んだが
これを
市議会レベルで
実現していくのには
かなりの労力がいる。


今日は
京都府亀岡市へ
議会運営委員会の視察で
議会改革を学ぶために
伺った。


議会基本条例を制定し
「ブレずにまっすぐ
前をむいてやっていく」と
頑張っている亀岡市議会。

予算特別委員会では
委員間討議も行い
それぞれの意見を
ぶつけあっていることが
「かめおか市議会だより」
からも伝わってきた。

約4年かけて
議会改革特別委員会で
話し合いを重ねた
わが上尾市議会だが
けっきょく
議会基本条例の制定も
市民との意見交換会も
最大会派の反対が多く
実現できないまま
今に至っている。


あと一歩で
進むというところで
あれこれと
理屈をつけて
最大会派が
これをつぶす。


この繰り返しだった。


改選後に
議会改革特別委員会が
再開したが
空気は重い。

亀岡市議会の議長が
議会基本条例を
制定できないでいる
上尾市議会に
以下のように
アドバイスして
くださった。

「私も最初は議会基本条例のことを、なにもわからなかった。制定に熱心な議員が二人いた。そういう議員がいないと制定出来なかった。いろいろ、条例はいらないという議員もいるかもしれないが、いいことは、やったらいい。あとで実になっていくのだから」


「いいことならやってみようと、そういうスタンスなら、いい方向にいくのでは。いまの時代、マニュアルにそってやっていくんじゃなく、いろいろ考えたことをやっていくことじゃないか」

「議会報告会で、市民から意見が出されるのが困る、対応に困るということについても、どんどん何でも言ってください、という構えでいったらいい」


「怖がる必要はなく、上尾でもやったらいい。もちろん(亀岡市議会で賛否が分かれているスタジアム問題について)反対派がきて、いろいろ言われるのは大変。でも世間を歩いているといろいろあるわけだから」


「議会報告会では議会として決まったことを市議会だよりを資料に伝えていて、それについて質問してと言っても、やっぱり反対派が待ってましたとばかりに意見を言うこともある。そういう時は司会が静止することもある。いずれにしても1時間だから、あっという間。時間になったら終わりだから、議会報告会でお互い不満もたまる部分もある」

保守系の
議長のようであったが
いろいろあっても
やってみようという
器の大きさを
感じた。

上尾では
やはり
ここがネックなのかも
しれない。

私には
亀岡市議会議長の
アドバイスが
上尾市議会と議長へ
勇気をもって頑張れという
エールに聞こえた。

あれこれ
言い訳をして
議会基本条例制定を
避けている
上尾市議会。

そろそろ
変わり時じゃ
ないだろうか。


すでに
遅いくらいだが。

今のままでは
ますます市民から
そっぽを向かれ
議員なんていらない
議会なんていらないと
言われてしまう。

亀岡市議会の
議会事務局の方にも
議会基本条例を
制定した意義を
どう感じているか伺うと…

「これは議会にとっての憲法です。理想と現実との乖離(ギャップ)を埋めていくために進むことが大事です。条例があれば、立ち返れますから。今月も20日に議運で条例の見直しについて話し合うんですよ」と。

上尾市議会に
一番足りないのは
やる気と勇気
なのかも
しれない。

議会改革に必須の
議会基本条例制定を
上尾でも
実現したいと
切に思う。

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プロフィール
趣味:
カフェめぐり、バスケ、ネイル、整理整とん、詩をかくこと、歌うこと、図書館通い(*´∀`)
自己紹介:
秋山もえ/ 上尾市議会議員3期目/ 家族は夫&こども3人/ 1976年2月11日に千葉県木更津市に生まれる/ Ally(性的マイノリティ支持)/ 手話を勉強中/ 自営パン屋を営む両親の手伝いをしながら育つ/ 小・中・高校と陸上競技、水泳、ロードレース、バスケットなどスポーツばかりの日々/ 身長170㎝/ 新聞奨学生として朝日新聞の配達・集金をしながら予備校2年間を足立区北千住&大学4年間を板橋区中板橋で過ごす/ 大学に在学中に日本共産党に入党/ ウルドゥー語(パキスタンの言語)を専攻/ 2000年3月大東文化大学国際関係学部卒業/ 2000年日本共産党埼玉県委員会勤務/ 2007年上尾市議会議員選挙に立候補・初当選/ 好きな食べ物は母がつくるすいとん、ひじき、豆腐、納豆、さつまいも、いちご、チョコレート/ お酒は梅酒を一杯くらいしか飲めない/ タバコは大嫌い/ 埼玉県上尾市西上尾第二団地2-19-503在住/ 048-783-0503/ 090-5394-7971/ mugendai2010@docomo.ne.jp
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