2016/02/24 (Wed)
一般質問をした
3つのことについて
バタバタとしていて
議事録をアップできずに
いました…(涙)
ずいぶんと
時間が経ってしまいましたが
あとから
もえブログ内で
簡単に検索できるので
掲載します。
まずひとつ目の質問は
丸山公園について。
今後も
しっかりと
独自のアンケートなども
とりながら
腰を据えて
取り組んでいきたいと
考えています。
議事録を
ご覧になりましたら
みなさんの
ご意見など
ぜひお寄せ下さい。
以下
議事録です。
・・・・・・・・・・
〇20番(秋山もえ議員) 20番、秋山もえです。
今、国政の場において異常事態とも言える状況が続いております。憲法も守らず、国民の声も聞かない安倍自公政権が、数の力で安保法制を強行成立させ、その後もTPPの推進、原発の再稼働、そして沖縄辺野古への新基地建設をまさに国民世論を無視して推し進めようとしており、暴走は止まりません。
昨日、自民、公明両党は、税制改正大綱を正式に決定したと報道されております。消費税10%への増税に対する批判をかわすため、形ばかりの軽減税率を導入しようとするなど、まさに選挙目当ての国民だましにしか見えません。一番の軽減は、消費税を増税しないことではないでしょうか。
今月の6日、上尾市議会議員選挙が行われました。私は、この選挙戦を通じて市民の皆さんが国政に対し、どれほど怒りを感じているのか、市政に対しどのようなことを期待しているのか、改めて再認識をしました。上尾市は、上尾市民のものです。市民が納めた税金をどう使うか、これは市議会が決定をしていくことになります。議員一人一人の責任は重大です。市民が主人公の上尾市にしていくためには、やはり何よりも民主主義を中心に据えて、どんなときでも市民の声に全力で応えていくために何ができるのか、市民と一緒になって考えていくことが重要ではないでしょうか。
今回、私は、3点質問で取り上げます。このどれもが市民の皆さんからの要望に基づくものです。これまでには例がないことであっても、また困難があることであっても、ぜひ市民の皆さんの声を真っすぐ受け止めていただき、住みよい上尾市をつくるために前向きにご検討いただけるようによろしくお願いいたします。
それでは、通告順に従い質問を行ってまいります。
まず初めに、大きな項目の1つ目、丸山公園の大池は縮小せず水質改善し、トイレの洋式化も早急にについてです。
まず最初に、資料の配布をお願いいたします。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 資料配布、よろしくお願いします。
〔事務局職員配布〕
〇20番(秋山もえ議員) 質問を続けさせていただきます。
私は、9月議会でも丸山公園について質問をいたしました。このとき、私の議会質問を傍聴してくださった「平方くらしを語る会」の皆さんが、ことしの10月に丸山公園利用者へのアンケートを実施しております。皆さんのお手元に配布をしたこの資料は、会の方たちが行ったアンケートを私がお借りをし、私が集計をさせていただいた資料です。丸山公園で行われたイベント、ふれあい広場の会場周辺で実施をしたものだということです。
実際のアンケートの原本はこれなのですけれども、58人の方から回答をいただいています。資料をぜひお手元に置いてご覧いただけたらと思います。アンケートの設問1の丸山公園大池の改修計画について、この計画を知っているかという設問です。75%の方が、「計画があること自体を知らない」と答えています。そして、2つ目の設問、計画の中に大池の3分の1を縮小する内容が含まれていることを知っているかどうかという質問に対しては、約90%の方が「知らない」と答えています。さらに、縮小をすることに対して、こういうご意見が寄せられています。「とても残念」、「とんでもない」、「なくさなくてよい」、「改修の目的がもう一つ不明」、「この公園の魅力の重要ポイントなので、縮小はとんでもない」、こういう意見が添えられておりました。
そして、設問の3をご覧ください。では、どのような改修をあなたは望むのかという中では、「大池を現状の大きさのまま残して、水質を改善してほしい」という方が約70%となりました。これは58人の方の声ではありますが、このアンケート結果から改測できるのは、圧倒的多数の市民の方が、この丸山公園の大池改修計画については知らないということ、そして計画を知っていても、大池の縮小計画がここに含まれているということについて知っている方は非常に少ない、非常にまれだということです。やはり私が心配していることは、こうした中で計画を変更せずに推し進めていくならば、市民の皆さんの不信を広げるだろうということです。
丸山公園のどこが好きかというアンケートの設問には、見ていただくと分かるとおり、多くの方が自然がいっぱいあるという点、広くて池があるところなどを挙げています。水と緑の調和をテーマにしたこの丸山公園が、利用者の方たちからとても愛されていることを感じ、私はうれしく思いました。この丸山公園、書店で売られている子育てガイドブック、あるいはインターネットなどでも埼玉県内で子どもを連れて遊びに行くお勧めの公園として紹介をされていす。他市に誇れる公園ではないでしょうか。この丸山公園のよさをしっかりと保ちながら、そのためには必要な投資も行っていただきたい。市内外の方が楽しめる公園にしていただきたいと考えます。
何点か伺います。約7割の方が大池の縮小を望んでいないというのが今回のアンケート結果です。大池の縮小を望まないこの市民の声について市はどう受け止めるのか、お答えください。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 20番、秋山もえ議員の一般質問に対する当局の答弁を求めます。
内田都市整備部長。
〇都市整備部長(内田正良) そのようなご意見があることは十分に承知しておりますが、大池の改修計画は老朽化した施設の改修と水質改善が目的であるため、技術的な側面あるいは費用対効果等の要素も十分考慮して事業を進める必要があることから、基本計画を策定する中で整備方針を検討したものでございます。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 明確に今、受け止めるという答えはありませんでしたが、十分にこうした意見があることは承知をしているという答弁でありました。大変大事だと思います。このまま計画の見直しを行わずに進むとすれば、本当に不信が募っていって、批判も広がるというふうに私は考えます。
ちょっとこちらの大池の写真のパネルをズームアップしていただけたらと思うのですが、実は昨日、写真を撮ってきました。埋め立てられる計画のある3分の1の部分を撮ってきたのですが、ちょっと見ていただけると、どこを撮ったのか分からないかもしれないのですが、北側から入って、こっちの上は東側から西側に向けて撮影、この下の方は西側から東側に向けて撮影をしているのですが、今見えている、この写真に写っている池の部分がありますよね。これを全て埋め立てるというのが、今、市が計画をしている中身です。かなり広大だというふうに皆さんもお感じになるのではないでしょうか。これだけの部分がなくなるというのは、本当に丸山公園の魅力が半減してしまうのではないかと私は感じます。
大池のこの部分には、カエルの産卵場所がありまして、ウシガエルもたくさん生息をしています。この場所だからこその生態系が構成をされていることがうかがえます。大池のこの大きさを現状の大きさのまま維持する方向での計画の変更を行っていただきたいと考えますが、計画の見直しについて今後検討していく考えがあるかどうか、お答えください。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 内田都市整備部長。
〇都市整備部長(内田正良) 指定管理者が実施しております公園に関するアンケート用紙に、来年4月より大池の改修計画に関する項目の追加を予定しております。その中でいただきましたご意見は、今後予定しております基本設計の中で技術的な側面や経済性も含めて慎重に検討してまいりたいと考えております。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 来年、独自に市がアンケートを行うということ、それから意見については慎重に検討したいというお答えをいただきました。9月議会では、とにかく池の3分の1を縮小しないとコストがかかるというような答弁がありましたが、実際のコスト計算については全く明らかにされませんでした。大池を縮小する場合と、またしない場合でのコストの比較が行われていると思いますが、コスト計算どうなっているのか伺います。
また、コストがはっきりと示される時期、いつになるのか伺います。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 内田都市整備部長。
〇都市整備部長(内田正良) 基本計画の中で大池の大きさを現状維持する、その計画と、縮小する計画についての比較検討を行いました。その結果、現状維持案は、水質改善施設の構築と護岸等の施設改修費を含めた総工事費は縮小案の約1.8倍となります。また、年間の電気料金や施設のメンテナンス等の維持管理費につきましては、約4.7倍のコストがかかるという試算結果が出ております。総工事費の概算につきましては、実施設計の中で検討してまいりたいと考えております。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 現状維持の場合、工事費も、それから維持管理費も、池を縮小した場合よりもかかるという計算でした。この維持管理の仕方についてのお答えを聞いていて、電気料金がかかるということで計算をしているようでしたが、多額に電気代がかかる水質浄化装置の導入、これ以外にもやり方というのはあると思うのです。水質改善をして維持していく方法として9月議会でも紹介をしましたが、かい掘りという方法をぜひ検討していただきたいと思うのです。かい掘りなら、もちろん水質も改善しますけれども、外来魚の駆除にも大いに貢献するものです。
いずれにしても、このコストを削減するというために縮小ありきの計画であるというのは、あまりにも私はやっぱり安易な考えだというふうに思います。大池の3分の1を縮小する場合、埋め立ての工事をすることにもなります。しかし、この池を埋め立てた後の跡地利用については、実ははっきりとしていませんよね。一体何にするつもりなのか。埋め立てて湿地にするということで計画では若干示されているのですが、この広大な湿地をつくることが丸山公園のコンセプトに合っているのでしょうか。丸山公園に息づいている生態系を考えても、この計画はもろ手を挙げて賛成できる計画ではありません。自然の宝庫をコスト優先で潰してしまうことになりかねないと思います。
今、ざっくりとしたコスト計算を伺いましたが、それならば仕方がないと、大池を縮小しなければとても維持できないのだなというふうには、とても私は思えませんでした。市民の声を生かした計画の見直しこそ必要ではないでしょうか。大池を縮小せずに現状の大きさのままで水質改善を図っていただけるように、そのための必要な投資についても、これはぜひ担当課だけではなくて、きょうはいらっしゃいませんが、市長あるいは副市長も一緒に再検討をしていただけるよう強く要望いたします。
続いて、丸山公園のことについて伺っていきたいのですが、丸山公園の年間の来園者数についてお答えください。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 内田都市整備部長。
〇都市整備部長(内田正良) 指定管理者からの報告によりますと、平成26年度の来園者数は約34万7,000人と伺っております。なお、来園された方の計測方法は、イベントの参加者につきましては主催者の発表を人数に計上し、日常公園をご利用いただいている一般の利用者の皆様につきましては、指定管理者の職員の方がサンプリングした人数をもとに年間の来園者数を推計したものでございます。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 約34万7,000人の来園者がいるということでした。それでは、丸山公園で行われている年間のイベントの数について伺います。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 内田都市整備部長。
〇都市整備部長(内田正良) 上尾丸山公園では、年間を通じてたくさんのイベントが行われております。主なものといたしまして4月に上尾さくらまつり、6月にあげお花しょうぶまつり、駅からハイキング、9月にあげお元気祭り、10月に上尾市ふれあい広場、中学生の駅伝大会、3月に自転車のまち“あげお”スマート・サイクル・フェスタがございます。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 主に年間7つのイベントが行われているということでした。非常に年間を通して大変にぎわっている公園だということが分かりました。改めて伺いたいのですけれども、上尾市としてこの丸山公園を観光資源の一つとしてどのように位置付けをしているのか伺います。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 小幡環境経済部長。
〇環境経済部長(小幡雄人) 丸山公園には豊かな緑があり、また四季を通じて桜、ハナショウブなどの花が咲き、紅葉の名所でもあることから、観光資源の一つである樹木、花の名所として位置付けております。丸山公園を会場として年間を通じてさまざまなイベントを行っており、さくらまつりやこいのぼりの掲揚、あげお駅からハイキング、花しょうぶまつり等には、市内外から多くの方が訪れております。また、丸山公園はテレビ番組等の撮影依頼が多く、昨年の撮影実績は5件でした。これは観光協会の事業の一つである上尾フィルムコミッションで丸山公園をテレビ番組等のロケ地として紹介しているものです。また、丸山公園周辺には、お寺や神社、牧場などの観光名所やサイクリングロードがあることから、観光協会内のボランティア団体であるあげおアッピーガイドの会が観光モデルコースを作成し、観光ガイドを行っております。このように丸山公園は重要な観光資源であることから、今後も広くPRしてまいりたいと考えております。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 丸山公園は、上尾市の重要な観光資源であるとのお答えでした。市内の観光名所として位置付けられているということです。丸山公園はイベントも多いですし、市外から遠足などで頻繁に保育園児が来るということもあります。こうしたときに困っているのがトイレのことです。丸山公園のトイレは、多目的トイレ以外に洋式トイレはありません。和式では、子どもたち、また高齢者、そして障害者の方が利用するには大変困難なため、多目的トイレに列をなす来園者の姿も見受けられます。トイレの洋式化が早急に求められております。トイレの洋式化について、今年度の実績と来年度以降の計画についてお答えください。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 内田都市整備部長。
〇都市整備部長(内田正良) 今年度は南口トイレにおきまして、男性用1基、女性用2基のトイレを和式から洋式に改修いたしました。南口トイレにつきましては、男女合わせて3基のトイレ改修に約130万円の工事費がかかっております。来年度以降は、中央トイレ、北口トイレ、管理事務所のトイレの順で改修する計画で、平成30年度までの3カ年で設置してまいりたいと考えております。
〇副議長(伊藤美佐子議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 今年度も合わせて4カ年の計画になっているということでした。重要な観光資源とされているこの丸山公園の位置付けから考えても、本来は1カ年で洋式化の工事を終わらせることがあってもいいぐらいの計画だと私は思います。丸山公園のイベント、ふれあい広場に障害のあるお子さんと毎年参加をしているママ友達から、先日、メールをいただきました。ご紹介をしたいと思います。
「ラインのタイムラインに、もえちゃんが一般質問で丸山公園のトイレの洋式化について取り上げると書いてあったじゃない。ぜひよろしくお願いします。ふれあい広場とかでも、身障者トイレは」、多目的トイレのことです。「身障者トイレは、入っているかどうかの青や赤の印も出ないし、電気もつかないし、1つしかないから混むし、毎年、ふれあい広場のときは子どものトイレは苦労しています、一緒に入らないとだめだから。ぜひ洋式化をよろしくお願いします」、こういうメールが来ました。
私も、改めて昨日、多目的トイレの状況を見てきました。障害のある方たちにとって使いやすいものになっているかという点で、不十分さを感じました。南口の多目的トイレについていえば、鍵が壊れていまして、ドアが閉まりませんでした。すぐにその場で管理事務所にも、その点についてはお伝えをしたところです。電気についても、多目的トイレだけではなく、全てのトイレが日が落ちたら自動で点灯する、街路灯みたいですよね。蛍光灯になっているようで、日中でも薄暗い感じのトイレになっています。非常に気になりました。今、人間に反応して点灯するタイプの電気が主流になっていますから、ぜひこうした点での改善も必要だというふうに私は思いましたので、この点についてもぜひ検討していただきたいと思います。
障害のある方が安心してトイレを利用できるようにするという点からも、このトイレの洋式化を進めることは大変重要だと思います。市長あるいは副市長も、イベントの際などにいろんな方から要望されると思うのです。お願いされているのではないでしょうか。ぜひとも4カ年という長い期間をかけた改修ではなくて、早急にトイレの洋式化を進めてください。よろしくお願いいたします。