30代 最後の夜に…

今夜が
30代最後の夜だ
と思うと
なんだか
目が冴えてしまう。

もう
ずいぶん
昔なのに
私の心は
どこか
高校生くらいで
止まっている。


10代～20代に
感じていたことや
経験したことは
おばあちゃんに
なっても
おそらく
忘れることが
できないくらい
強烈な何かを
心の奥に
刻んでいる。


普遍的なものに
出会いたい…


信頼できる大人に
出会いたい…


そんなことを
考えながら
過ごした10代。


たくさん恋をし
親友と交換日記をし
バスケの仲間や
気の合う友人と
過ごした日々。


なにか
不完全燃焼な日々。


なぜだか
わからないけれど
生きづらい。


自由ではない。


社会のことも
政治のことも
まったく
わからなかった。


もうすぐ
40歳になる。


すべての人への
感謝
しかない。


毎日
悔いなく
生きている。


親になり
子どもにお金が
かかるようになって
あらためて
日本の教育予算の少なさ
子育て支援の貧困に
怒りがこみ上げる。


自由とは。


自由とは何か。


人は一人では
生きられない。


どんな状況になっても
すべての人が
その人らしく
暮らせるように。


すべての人を
支えていくこと。


政治のすべきことは
これなんだと思う。


それなのに
自由を奪う政治が
つづいている。


だから
私は
やっぱり
立ち向かう。


自由を
求めて。


40歳…


やりたいことが
たくさんある。


まだまだ
子どもが小さくて
自分の自由な時間が
ほとんどないけれど。


無理せず
でも
ときには
よくばって。


私らしく
歩んでいこう。


前を向いて。


笑いながら。