2015/06/30 (Tue)
3つ目のテーマは
認知所の方の
徘徊に対する
対策です。
じつは
この件に関して
介護施設に勤務している
パパ友から
「ぜひ上尾市でも
実施してほしい」
というお願いとともに
資料が寄せられたのです。
市の答弁は
なかなか
前向きでした。
実現することを
大いに期待しながら
今後も
進捗について
見守っていきたいと
思っています。
以下が
議事録です。
赤い文字の部分は
私の発言です。
・・・・・・・・・・
次に、認知症の方の徘回に対する対策について質問していきたいと思います。年間の市内徘回者の数について把握をされているか伺います。
〇議長(田中 守議員) 岡田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(岡田勝幸) 市といたしましては、認知症の方の徘回についての把握は特にしておりませんが、家族などから警察署へ行方不明の届け出を行い、市の防災行政用無線を使用して迷い人の放送を行った件数は、平成26年度が23件で、そのうち65歳以上の高齢者は19件でございました。
〇議長(田中 守議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) ありがとうございます。19件ほどの捜索があったと。
この行方不明の方の捜索の中で、発見された方、また残念ながらお亡くなりになったという方、何名いらっしゃるか伺います。
〇議長(田中 守議員) 岡田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(岡田勝幸) 正確な数字につきましては把握しておりませんが、少なくとも平成26年度、上尾市内においては、亡くなられた状態で発見されたとの報告はございませんでした。
〇議長(田中 守議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 徘回される高齢者について、捜すのが本当に困難だということで、上尾市では徘回高齢者等探索サービスという事業をしています。GPS機能のある端末機を貸し出していると思うのですが、このサービスの利用状況についてお聞かせください。
〇議長(田中 守議員) 岡田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(岡田勝幸) 現在、この徘回高齢者等探索サービスの利用者は15人でございます。
〇議長(田中 守議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 15人ということで、全体としてはあまり利用者が広がっていない状況がうかがえました。
今、厚労省も後押しをしている徘徊・見守りSOSネットワーク、こうしたネットワークを構築している自治体が少しずつ広がってきています。このネットワークは何かというと、警察署、消防、タクシー会社、新聞販売店、コンビニ、まちの商店などが協力者となり、みんなで情報を共有し、行方不明になった方を捜すネットワークです。認知症ではないかと思われる方をご家族が事前に登録をし、もしも行方不明になった場合にはファクスやメールで協力団体に情報が送られるという中身です。上尾市ではこうしたネットワークがあるかどうか伺います。
〇議長(田中 守議員) 岡田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(岡田勝幸) ご質問でありました徘徊・見守りSOSネットワークにつきましては、現在のところ上尾市にはございません。
〇議長(田中 守議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 上尾市には今はないということですが、このネットワークをつくっていく必要性についての市の考えを伺います。
〇議長(田中 守議員) 岡田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(岡田勝幸) 今後も、高齢化の進展とともに認知症高齢者はさらに増加が見込まれていることからも、ご指摘の徘徊・見守りSOSネットワークをはじめとする行方不明者や徘回高齢者への対策、取り組みは必要性を増すものと認識しております。
〇議長(田中 守議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 必要性は増すという認識であるということでした。
こうしたネットワークを実際構築をしていく考えについての見解を伺います。
〇議長(田中 守議員) 岡田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(岡田勝幸) ことしの3月に策定しました第6期高齢者福祉計画においても、既存の見守りとネットワークの充実とともに認知症高齢者を見守るためのネットワークの必要性を掲げ、独自のネットワーク構築に向けて、先進事例を参考に関係機関等と検討することとしております。
〇議長(田中 守議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 既にネットワークを構築している自治体、幾つかに私は伺ったところなのですが、例えば千葉県の佐倉市では平成24年度末よりスタートしたということでした。年間40人の方が行方不明になり、協力者へのメール配信を行い、ケーブルテレビ、ホームページでも情報を流しているということでした。今後は、徘回した方というのはほかのまちに歩いていってしまうことも考え、2市1町のネットワークの広域化を目指しているという、発展をさせるというお話も伺いました。このネットワークの効果としては、警察との連携が密にとれて発見しやすくなるということをおっしゃっていました。
ネットワークを構築している自治体が同時に導入しているものに、徘回高齢者早期発見ステッカーというのがあります。靴に張るステッカーなのですが、先ほど端末の貸し出しについては15人ということだったのですが、端末はそのときに身につけていなければ意味がないもので、行方不明になった方を探すときに端末機をもし外していたら、その効果はなくなります。徘回者が必ず身につけているものとして注目したのが履物なのです。徘回者のほとんどが屋外へ外出します。ほとんどの方は、履物を履いて外出をされます。履いていなければむしろ目立つので、すぐに発見されるということです。
議長、資料の配布をお願いします。
〇議長(田中 守議員) 資料の配布をお願いいたします。
〔事務局職員配布〕
〇20番(秋山もえ議員) 今皆さんにお渡しする資料を、手元に来ましたらご覧になっていただきたいのですが、これは介護施設に勤務をしていらっしゃる子育て中のお父さんが、上尾市でもこういうのを導入してもらえるとねというふうに相談を持ちかけてくださったときに届けてくださった資料です。
靴に張るこのステッカーは、光に反射する素材でできております。自治体名やマーク、事前登録番号が入っています。同様のステッカーを佐倉市をはじめ多くの市で導入をしています。埼玉県の中では、ふじみ野市が7月から導入をするというふうに調査の中で分かりました。1人1足ではなくて、5足から10足分を登録者に無料で交付をすると、1人当たり、枚数にもよるのですが、一番多かった松阪市では、1足の靴に、1個に4つ張って、8枚なので、1人3,000円ぐらいかかるのですが、上下2枚とか、それぞれ自治体で違うのですが、大体1,000円前後と、100人から200人分つくって予算は20万円前後ということでした。現在、佐倉市の登録者は64人ということで、まだステッカーが余っているのですと、予算については大丈夫ですということでした。非常に安価でありながら発見しやすいということで、効果が期待できるというふうに思います。ネットワークの構築と併せて、このステッカーの導入をぜひ検討していただきたいと考えますが、見解を伺います。
〇議長(田中 守議員) 岡田健康福祉部長。
〇健康福祉部長(岡田勝幸) 導入している自治体においては、徘回高齢者の早期発見のための方策として、その効果を高く評価しているとのことですので、上尾市といたしましても、ネットワークの構築と併せ、検討してまいりたいと考えております。
〇議長(田中 守議員) 20番、秋山もえ議員。
〇20番(秋山もえ議員) 検討していただけるということですので、ぜひよろしくお願いします。何よりも、やはりネットワークの構築については計画の中にもあるものでもありますので、考えていただけるようにお願いいたします。
まずは自治体に相談を!
おそらく包括支援センターを
紹介されると思いますが
どこの自治体でも
認知症家族の会などの
情報を教えてくれるはずです。
認知症の方が親族にいらっしゃる方は
経済的にも体力的にも
本当に大変な思いをされている方が
多いと思います。
相談にのってくれるところが
必要ですね。
ピーちゃん
ぜひとも
そういう会などと
つながってほしいです。