健康づくりの取り組みを学びに～浜松市を視察～

健康福祉常任委員会として
１３日に
静岡県浜松市へ
視察に行きました。

浜松市は
人口が８０万人と
上尾市の３倍以上あり
面積はなんと
全国２位という広さ。


昨年５月に
政令指定都市20市のなかで
健康寿命が
日本一となった浜松市。


健康寿命
というのは
健康上の問題で
日常生活が制限されることなく
生活できる期間のこと。


どのような健康づくりに
取り組んでいるのか…


なぜ健康寿命が長いのか…


関心は
つきませんでした。


浜松市の
健康増進計画の
中身で注目したのは
市民の死亡原因や
医療費の状況を
把握していること。


そして
その統計やデータを生かし
県の平均よりも
死亡原因として高い
糖尿病や
腎不全に対する
対策を考えていることは
見習いたい点です。


国保の特定健診の結果で
腎臓病になる疑いがある人
年間１２０名ほどいるそうですが
その方たちに
手紙を送り
電話もし
健康指導すると共に
うち半数の方の家には
保健師と栄養士が
訪問して
食事指導と食生活の実態をつかむ
という努力を
しています。


若い世代や
働き盛り世代への
アプローチとして
「うごく&スマイル」
という施策を実施。


日頃から
自主的に
健康づくりに励み
ポイントを貯めれば
いろいろな特典がある
というユニークな
取り組みを
していることも
参考になりました。


特典となる商品は
市の健康づくりへの
協力団体に入っている企業が
社会貢献として
提供しているとのことで
市の予算は
パンフレット作成費だけ
ということでした。


それでもまだ
「うごく&スマイル」への
若い世代の参加は
少ないようで
６０代が一番
多いとのこと。


今後は
協力団体企業の従業員が
「うごく&スマイル」に
参加してくれる動きもあり
若者の参加が
増えそうだと
いうことでした。


また
浜松市は
「健康都市連合」にも
平成２４年７月１日に
加盟しています。


健康都市連合
というのは
平成１６年に
アジア太平洋地域の都市が
中心となって
WHOとともに
立ち上げたもの。


浜松市は
これ
加盟したことで
取り立てての効果は
ないものの
ひとつの機運づくりとは
なっているとのことで
加盟後は毎年
大きなイベントを開き
のべ２０００人弱が
参加しているということです。


上尾市として
ポイント制の
健康づくりも
参考にはなりますが
その前段階の
統計やデータの分析
というのが
とても重要だと
感じた視察でした。